色と季節の瞑想 太陽と地球とのつながり

昨年12月からスタートしたにじみ絵のレッスン「季節の巡りと色の体験」前期が終了しました。

にじみ絵(ぬらし絵)とは、水をたっぷり含ませた紙に、絵の具が滲み、溶け合うことで生まれる色を味わう体験です。技術や細かい描写が必要なわけではなく、色と水が生み出す自然な形に身を任せます。

描いた絵や色は心に浸透し、印象が心に残り、時には助けや励ましになったりしました。

毎回、素敵な体験を味わえましたので、後期が始まる前に振り返り、体験をシェアしたいと思います。

シンプルな絵の背後にあるイマジネーション

毎月、2枚の絵を描きます。季節に合わせ、植物や自然の雰囲気を味わえる絵を講師の先生が選んでくれます。

色は空間である心に響くようです。

にじみ絵は特に、ぬらした紙に色をのせていくので、普通の水彩とは違い、じわ~っとその色が広がり動いていきます。その色が自然に心にも深く浸透し、その色をじっくりと味わうことができるようです。

にじみ絵はとてもシンプルな絵ですが、絵を描く前に、毎回先生が物語を読んでくれたり、季節の行事(例えばクリスマスやイースター)の意味深い話をしてくださいます。

その印象とともに色をのせ心に広げていくので、体験している人たちにとっては、描いた絵の背後にイマジネーションがひろがっています。

星の銀貨。グリム童話の物語の1シーンを描きました。


春の気配。イースターと言えば、ウサギと卵。素敵な物語を聞き、シラカバの森の7色に光る泉を描きました。


あめつちのはじまり。天地の始まり。古事記の物語を聞きました。

植物の絵

私にとっては、毎月描くにじみ絵の植物が楽しみでなりませんでした。

普段植物観察をしていますが、その植物をにじみ絵を通じ描くと、また違った側面や大事なことに気づくことができるのです。

サクラ


タンポポ


バラ

季節の移ろいと心の変化

一枚一枚の絵を味わいながら描くプロセスは、ただ色を塗る体験とは違い、自然のリズムと共鳴していく力が詰まっています。

昨年の12月、1回目のレッスンの日、「クリスマスの贈り物」というテーマで描いた1枚の絵があります。この絵は他の方も言っておられましたが、忘れられない1枚になりました。

冬至のころの深い深い闇。その中にも消えない自分の内側の光につながる体験でした。

冬の澄み切った季節の中、その光をずっと意識しながら過ごせたように感じます。時にはその光があることが、自分の支えになったり、勇気になったりもしました。

澄み切った思考がクリアーになる冬とは異なり、春には感じていたその光がイメージしにくくなったのを感じました。

春には自分の心の中に、植物の芽吹きの力やシラカバの森の泉の七色の光が感じられ、外の世界に向かって自分の心が開いていくのを感じました。

にじみ絵を通じて、心の動きと季節がつながっていることを確かに感じることができました。夏や秋をこれからどのように感じていくのか楽しみです。

色と季節を瞑想のように感じてみませんか?

季節の巡りと色の体験は、瞑想のようなものであり、季節や色を魂で感じ、地球や太陽とのつながりを深めてくれると感じます。

ここで、魂の暦より、それぞれの季節について紹介させていただきます。以下 魂の暦 マンフレッド・クリューガー 鳥山雅代訳からの抜粋です。

秋、すっきりと澄み切った魂は明晰になり、しっかりと思考ができるようになります。しっかりと思考ができるようになります。輝く思考を通して自己意識は確かなものになります。そして自分の運命の本当の意味を知り、まわりに向かって謙虚に行動していく力が自分の中から生まれます。

冬にはその力は頂点に達し、魂は新たに崇高な精神の誕生を体験しあす。そして輝く聖夜の光は魂の真心のあたたかさになり、人を愛する力に変わっていきます。そして人との暖かい愛と取り組みの中で、魂は創造の力を育んでいきます。

春は魂が世界に広がり、それと同時に自分を失う危機を迎えます。思考の力も弱まりました。しかし一方で、予感という、インスピレーションの力が、私たちを足すえてくれます。そのなかで魂は広がりながら、神なる存在と一体になったことを体験します。

だからこそ夏、神なる存在から魂は高次の力をいただいているのです。そしてまた、夏に広がっていた魂は、秋に再び自分のもとに還ってきます。

色と季節を瞑想のように感じてみませんか?

仲間とのシェア

一緒に素敵な時間を共有することのできた参加者さんたちにも感謝です。

にじみ絵を通して感じることは皆様それぞれ違います。みんな違って、みんないいという感覚を得られましたし、自分とは違うように感じる人がいると知ることが、自分を知ることにもつながりよかったと感じます。そして、皆様の気づきはとても心の栄養になりました。

同じ絵を描いてもその方の個性は自然と表現されています。

富士山を描いたときにはそれがもっとも表現されていたのには驚きました。富士山=自分なのですね~。どの富士山も、ほんとに素敵でしたよ。

きちんと模写したり、美しい絵を描くのとは違います。うまいとかへたとかないというか、私が書いたのをあげましたが、下手でよいのです。

最初は「あそこもっとこく描けばよかったな」とか頭で考えてしまうという方も、だんだんと「これでいいんだ」「このままでいいんだ」って気づけたとお話くださいました。

色の方がにじみながら動き、色の合わいから生み出される、そのプロセスを大切にする体験なのです。

結果としてどんな絵になっても良いのです。色の力によってご自身の中に自然に生まれる感情をただ体験していくことができます。絵が下手とか、苦手という方にこそ描く面白さを知っていただきたいなと思います。

後期の季節の巡りと色の体験募集中です。夏と秋の体験です。良かったらご一緒にいかがでしょうか?

6月 ヨハネ祭・ドクダミ 、7月15日 火山・百合 、8月19日  クラゲ・ひまわり
9月16日 ミカエルの勇気・ススキ、 10月28日  聖マルティン・キノコ 、11月18日  私の木・ちょっと不思議な国のアル

こんな方におすすめです:
・色を通してご自身の感情を発見し、自己理解を深めたい方
・誰かや何かに癒されるのではなく、色や描くことで自分自身を癒す体験をしたい方
・絵や表現が苦手な方・植物に対して新たな視点を持ちたい方
・色を通して自分の感情を知りたい方
・季節の移り変わりを色で感じたい方

自然が紡ぐ色の物語を、共に感じましょう。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

こちらのコースは福山から炭本淳子先生をお呼びして開催しております。広島ではなかなか体験できない学びです。

後期の季節の巡りと色の体験 5月末日まで受付中。
季節の巡りと色の体験 後期募集 – ハーバルメディスン|Herbal Medicine

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6月開講【自然の叡智とつながる植物観察講座】 – ハーバルメディスン|Herbal Medicine
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土屋いづみ

植物観察家:植物の言の葉を読む人。夫と猫4匹と里山で暮らし。
里山に生えている植物や、地球のお庭と名付けた畑で植物を観察しながら、自然の叡智につながる植物観察講座、四大元素と植物観察、里山薬草学、植物から学ぶフラワーエッセンス講座などをお伝えしています。日々のレッスンの様子は、インスタとFacebookをチェックくださいね。
「植物の色・形・ふるまいには意味がある。植物を対話するように観察すれば、精妙な感性や本質を観る目を養う。植物、人間、宇宙のつながりを知る古からの学びや植物との共鳴を通じ、自分と自然の叡智に触れる。」

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