世界を恐れている人

里山に住み始めもうすぐ10年。改めて、地球のお庭や里山での暮らしについてその10年を振り返り、自然から得た知恵について綴っております。第1回は地球のお庭のはじまり、こちらのブログは第6回目 潜在意識からのメッセージ の続きです)

前回は潜在意識からのメッセージについてお話をしてきました。潜在意識は顕在意識がはっきりと認識できるような「言葉」としてメッセージを伝えてくることはしないとお話しました。

例えば自分の使命について知りたいという方は多いですが、人によっては、この答えをすぐに受け取ることはできません。

潜在意識は自分の内からの衝動とともにその答えを実感できるように、いくつもステップを用意していることがあります。

特に、世界を恐れている状態の人や世界に抵抗している状態の人は、恐れや抵抗をまず見つめる必要があります。

今回は、自分らしさの表現や人の幸せについて考える際に、セルフアウェアネスという概念が役に立ちますのでそのお話と、世界を恐れている状態とは、どのような状態か、そして香りがどのように働きかけるかについてお話します。

セルフアウェアネス

セルフアウェアネスとは、自分を構成する様々な因子に対する自己認識のことです。

自分を構成する様々な因子というのは、自分の感情、思考、衝動、欲求、長所、短所、価値観など自分についてのあらゆるものを指します。

そして、重要なのは、内面的な自己認識と外面的な自己認識があるということです。

内面的自己認識というのは、自分を構成する様々な因子について、自分が自分をどのように見ているかの認識についてで、外面的自己認識というのは、他者が自分のことをどのように見ているかの認識についてです。

内面的自己認識と外面的自己認識が一致しているほど幸せ度が高いといえます。

例えば、自分ではアロマセラピストという職業が適していると思っていても、他者がそのように認識しておらず、他者から求められるものが異なると幸せではありません。

自分はアロマセラピストが天職だと思っていて、他者からもあなたにはアロマセラピストがぴったりと思われ、外側からアロマセラピストとして求められると幸せですよね。

あなたには才能があるとかないとか、能力が高い低いとか、価値があるとかないとかではなく、「内面的自己認識と外面的自己認識の一致度が高いとき」、人は幸せに過ごせるわけです。

内面的自己認識は内省や内観によって高めることができます。外面的自己認識については、他者と関わり、他者からのフィードバックの積み重ねで得られていくものです。

これら両方のバランスがとても重要で、自分を見つめることができているのに、幸福度が少ないというのは、他者からのフィードバックが圧倒的に少ないからです。

自分らしさを表現し、社会や人としっかりと関わり、そして自分らしさを他者からも認められる時幸福度は高まります。

世界を恐れている人

セルフアウェアネスを高め、自分らしさを表現し、自分の想いに素直に、自由に創造していきたいと誰もが想っていると思います。

そう求めて、香りを観るレッスンに参加される方も少なくありません。

が、世界を恐れている人というのは、そうなりたいと言いつつ、自覚的にも無自覚的にもそういうことを恐れ、実は避けている状態の人です。

内面的自己認識として、自分は間違っているとか、自分の能力では十分ではないと思っていることが多く、答えを内側ではなく外側に求めがちな状態です。当然セルフアウェアネスは低い状態です。

誤解しないでいただきたいのは、世界を恐れている状態というのは、誰にでもありますし、世界を恐れているその人が悪いということではありません。

今は恐れている状態かもしれませんが、その恐れを超えることによって、魂は成長し、認識を広げ、外の世界に今より、より自分らしく表現していくことができます。

その積み重ねで、セルフアウェアネスが高まっていきます。

世界を恐れている状態には、香りはゆっくりゆっくりと作用をします。

とある女性が「自分の想いに素直に自由に動ける人になりたい」と8か月の香りを観るレッスンを受講してくださいました。

彼女はレッスンの他の参加者が大きな気づきが得られたり、変化していくのを見て、「私は皆さんみたいに変化していないけど・・・」と毎回おっしゃっていました。

彼女の頭で期待する答えと、実際の香りの体験がかけ離れていたのだと思います。

恐れの強い状態のときに、自分らしさって何?本当の自分の役目とは?と聞いても、頭で思うようなりっぱな答えは届きません。

まず自己肯定感を高めることが重要なのです。香りはちゃんと内面的自己認識を高めてくれるようにたくさんのことを観せてくれていました。

すごく好きだけど、今は行えていないヨガをやりたいという想いが数回出てきました。まずは土台となる肉体を整えることも重要なのです。(それをすぐに実行すればいいのですが、実行するかしないかはご本人次第です。)

それから、自分が満面の笑顔になっている姿や、自分にとって安心できる場所や故郷・家族のことが出てきました。

そしてお金に対しての恐怖に向き合ったり、勇気を持ちチャレンジをすることの大切さ、そんなことも伝えてきました。

ローズを嗅いだ時には、自分はローズのようになれない、ローズ(愛の象徴)を受け取るに値しないと思っている感情を見せてくれました。

そんな時、それを補ってくれる最高の香りのブレンドも作られました。それはローズとヤロウを中心としたブレンドで、自分の中のハートにつながり、守護されていることを思い出すブレンドでした。

彼女は、「今まで作ったブレンドの中で最高のブレンド!嗅ぎたくて嗅ぎたくてしょうがなくなる香り」と述べていました。

この一つ一つのステップが、彼女が得たいと思う答えを得るための準備でした。

彼女の中の本当の自分も少しずつ垣間見えました。あと一歩で、本当の自分を思い出す重要なヒントを実感できそうなところまできました。

でもあと一歩が見えない。

さて、香りは何をしたでしょうか?

最後のレッスンになりましたが、香りは「責任と自由」について教えてくれました。

彼女に足りないのは、自由な自分になるための覚悟と責任を持つことだったのです。

たくさんの恐れがあって、自信がなくて、他人と比べて、いろいろ言い訳をして、責任を逃れている自分。そりゃ、自由になれないですよね。

本当の自由は、責任が伴うものなのです。

強い、ガツンとしたメッセージを最後に見せてくれました。

自由な自分になるために必要な答えを導いてくれました。

最初のレッスンの時、自由に動ける人になりたいと思った彼女は、最後のレッスンに「本当の自由は責任がともなう」というメッセージを受け取ることになりました。

いくつものステップを超えたので、その時の彼女は責任を取る強さを十分に得ており、その意味をしっかりと受け止めました。

本当の意味で、肚から理解するには、日常の中で、行動と実践をしなければいけません。

現在、彼女は本当に自分のやりたいことをやっていくの?と問われ、試練を体験しているところかと思います。そして、他者とこれまでよりもたくさん関わっているはずです。

その試練を超えたとき、彼女が本当に求めた答えが肚でわかるでしょう。

次回は、世界に抵抗する人についてのお話をします。

土屋いづみ

植物療法家
植物の色、形、姿、支配星から、植物の本質的な力を観る探究をしています。四大元素と植物観察、里山薬草学、植物形態学、アロマ、ハーブ、フラワーエッセンスをお伝えしています。元理学療法士。地域の中核病院にて「緑のセルフケアルーム(植物療法のヘルスケア)」、整形外科クリニックにてアロマの施術もしています。
日々のレッスンの様子は、インスタとFacebookをチェックくださいね。

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