「Creative Medicine~創造は薬~」のレッスンでは、 お一人お一人の世界観や、バイオグラフィー(人生の背後に流れている法則や魂の意図)にじっくりと向き合っていただいています。そして、「MY STORY」を書いていただくことによって、その方の魂の使命を見い出すお手伝いをしています。
これまで書いていただいたMY STORYをご紹介していきたいと思います。
福間美智子さん
コアメッセージ
「心地いい時間と空間のなかで私をまるごと受け入れて愛おしむ。勇気をもって私らしい一歩を踏み出そう。」
アロマトリートメント&クラフト作りのおうちサロン aroma.mine
インスタ:https://www.instagram.com/mlchi__fu/

心地いい時間 空間 わたしアロマ
昔からの友人に、この私がなぜアロマを?私がアロマを学んでいる理由を聞かれたことがあります。
アロマを学んだきっかけは、自然なもので自分と家族の健康を維持したいという思いからでしたが、その世界は想像以上に深く、私の人生を変えるものでした。
人に対して臆病だった私ですが、アロマの香りから記憶の引き出しを開け、本来の自分に立ち戻り、私の中の愛についての答えを見つけることができました。
そして、心地いい時間と空間の中で私をまるごと受け入れ愛おしみ、勇気をもって私らしい一歩を踏み出すことを応援するアロマセラピストを志すようになりました。
アロマテラピーの最初のレッスンで、オレンジ・スイートの精油を嗅いだ時、子供の頃に戻ったような懐かしさがありました。
オレンジと言えば、小さい頃はオレンジ色(だいだい色)とオレンジの味(みかん味)が大好きでした。
私は愛媛県で生まれ育ち、みかん農家の親戚がいたので、みかんのシーズンには毎日のように食べて手のひらと足の裏が黄色いと言われることがよくありました。 子供心にオレンジ色は太陽の様に温かくて安心できる色、甘酸っぱいオレンジ味は何だか元気になれる味でした。
父の仕事の休みが不定期だったので、長期間の休みにはよく母の実家へ行っていました。母の実家は昔ながらの家の造りで広い土間があり、井戸やかまど、薪で焚くお風呂がありました。
春はつくし採りやレンゲ摘み、夏は川遊びや盆踊り大会、お正月前には餅つきの手伝いをしてホカホカのお餅をみんなで丸めました。飼っていたにわとりが産んだ卵を手に乗せてもらった時、ほんのり温かだったことを覚えています。
年上の従姉弟は、山や川へよく連れて行ってくれました。私の家の近くの山も大好きな遊び場で、山の探検や秘密基地を作って遊んでいました。 自然と共にのびのびと、天真爛漫な子供時代でした。
小学生の頃は、好奇心の赴くままに、鼓笛隊、バスケットや陸上競技、スポーツ少年団など、やってみたいことは全てやっていました。負けず嫌いで勉強と運動を負けじと頑張り、優等生タイプでもありました。友達も沢山できてちょっと人気もあり、有頂天になっていたと思います。
そんな私がどん底に落ちるような悲しい出来事がありました。
とても気が合い、大好きな友達がいました。いつも一緒に遊んで家に泊まりに行ったり、何でも話して親友だと思っていました。
ところがある日突然、話をしてもらえず仲間にも入れてもらえず仲間外れにされました。
その子には他の友達からの秘密話も話していましたが、その子がそれを周りに喋っていたので、秘密話をしてくれた友達から私は噓つき呼ばわりされました。
何が原因だったのか、私のどこがいけなかったのか、有頂天だった私は知らず知らずのうちに友達を傷つけていたかもしれません。謝りたくても顔も合わせてもらえず、理由も分からないまま、何の話もできないままその友達と決別しました。
とにかく悲しくて、深い傷となりその後もずっと心に残り続けました。 そして、この出来事から人を信じ裏切られて悲しい思いはもうしたくない、私は人のことは完全に信用しないと誓いました。
それからというもの、自分にすっかり自信がなくなりました。人に出会う時はついつい相手を探るように見てしまい、どうやって人付き合いをしていけばいいのか分からなくなっていました。
そんな時、中学生の頃に出会った本があります。
まるごと好きです 工藤直子
「ひとと出会うときは、とりあえず、まずまるごと好きになる、というふうになってきた。 会ったとき、まず、相手の人の好きな部分のほうを先に探し出すのである。 好きなところを見つけて、「うん!」と、その人をまるごと好きになる。 嫌いなところを見つけるのは後でよろしい。 まるごと好き、というのは、「きらい」もひっくるめて好きなことである。 そのうえで、その人の、好きな部分にだけパチパチと拍手する。」
『まるごと好きになる』このフレーズは、私の中でとても響きました。出会った人の好きなところをまず見つける!そしてまるごと好きになる!嫌なところは後回しでまずは友達の良いところだけ見て人付き合いを始めよう、そう心掛けることにしました。
アロマセラピストとしてお客様に向き合う時も、まずはその方の素敵なところを見つけてその方を好きになることから始まっています。
そして、私が『まるごと好きになる』で出会った学生時代の仲間は、私を受け入れ支えてくれました。 高校時代のテニス部の仲間は、厳しかった練習や辛いこと、楽しいことを一緒に経験し、最後まで共にやり切った仲間です。
どんなに時間が経っても、会えばいつでもあの頃に戻れる、そんな強い絆を感じています。その後の人生で、何か試練にぶつかった時、この仲間と培った体験はいつも心の支えになっていました。
目標を持たないまま大学に入った私は、大学にいる自分が無意味なものに感じ、一時期退学を考えました。
周りからの説得で大学に残り、友達の誘いでモダンダンス部に入りました。 そこで出会った仲間は情熱的で個性派揃い、私のことを最初から居たように受け入れてくれた懐が深い人達でした。
そんな仲間の優しさと表現者としてのエネルギッシュなところが大好きでした。大学への失望感から、新しい活路を見出せました。
『まるごと好きになる』術で出会った人の優しさや温かさに触れることで、心の傷は少しずつ癒されているように感じました。
自分に自信が無くて、自分のことが嫌いな自分、そんな自分のことも『まるごと好き』になろうとしました。友達の素敵なところを見習って、自分の嫌いなところを直そうとしている私、そう頑張る私ってえらいじゃん!と励ましながら、どんな自分も自分が認めて好きになろうとしていました。
無事に大学を卒業し、地元の企業に就職して配属先が広島になりました。私は店舗事務所の配属になり、慣れない事務作業をしながら、従業員の窓口業務をしました。 店舗の事務所は、従業員の人からすると少し入りにくい雰囲気があり、事務所に入ってきた人には、直ぐ声をかけるようにしたり、事務的な対応だけでなくたわいない会話をしたり、その距離感を縮めようと心掛けました。
ある男性社員に「事務所の雰囲気が変わったね」と言ってもらえた時、私はいい意味での言葉だと解釈し、心の中でガッツポーズをして嬉しかったです。
その後、旅行会社に転職して、カウンターと電話での接客やチケットの手配等をしていました。お客さんに旅行の案内をしたり、チケットを取ったりしながら、その道中を想像して私までもワクワクしていました。
子供の頃、家族で旅行をする機会があまりなかったためか、旅行=非日常体験、特別なものに見えていました。 私にとってアロマトリートメントも非日常体験の一つで、自分が受けている時には、深い海の中の静寂に身を置いているような神秘的な世界を感じています。
トリートメントのお客様から、別の世界にいるようだったとか、夢を見ている様だったという感想を頂くこともあり、それもアロマトリートメントの魅力の一つだと思っています。
40代からの約10年間、食品の工場で働きました。工場での仕事は、クレームを防ぐために、ミスを出さない作業が求められます。
起こり得るミスを予測してそれを防ぐためには、やはり一緒に作業するメンバー同士の協力が必要で、その場の雰囲気は大切だと思っていました。 食品の工場なので、仕事中は基本的に喋らずスピード重視で黙々と作業をします。そんな中、少し場が和むよう声をかけたり、スムーズに作業ができるように全体を見ながら動くことを心掛けました。
社会に出てから、どの職場でも人間関係の悩みはほとんどありませんでした。(感じなかっただけかもしれません。) いい人達に恵まれてきたことが何よりですが、社会人になって、置かれている環境で相手や仲間と居心地よく過ごすために私はどう振舞えば良いか、周りとのバランスと調和を考えながら心地良い人間関係を築くことを学んできたように思います。
ここからはアロマと出会い、どのようにセラピストに導かれたかについてお話ししたいと思います。 私がアロマを学び始めたきっかけは、自然なもので自分と家族の健康を守りたいという思いからでした。
精油は、香りのある植物から抽出された芳香成分が集まったものです。一本の精油の中にも数多くの芳香成分が存在し、正しい知識を持って使うことで、私たちの心と身体を健やかに保つことに役立ってくれます。
精油の小さな小瓶の中には、沢山の可能性が秘められていることに驚きと感動がありました。 精油の使い方を学びながら、何十種類もの精油の香りを体感しました。
その際、香りからいろんな記憶が引き出されていくことも多くありました。 鼻から香りを受け取る嗅覚は、他の感覚器と異なりまっすぐ脳に伝わると言われています。脳の中の本能的な領域で、快不快などの感情や記憶と結びつきます。
例えば、プチグレンの精油は、オレンジビターの葉から採れる精油ですが、その香りから、小学校の運動会の時、いつも母が持ってきた早生みかんの匂いと味が懐かしく蘇ってきました。 ジャスミンの香りは、庭にあった金木犀の香りに似ていました。大好きなオレンジの色の花が覆いかぶさるように咲きとても綺麗でした。癖のある香りが子供の頃は少し苦手でもありました。
パチュリーの香りは、幼少期に好きだったアルプスの少女ハイジが住む山小屋の、干し草のベッドの香りがしました。そこに飛び込んで、気持ちよく眠る私がいました。 オレンジ・スイートの香りは、ふるさとを思い出す香りで心が落ち着き、等身大の自分に戻ることができる香りです。
私の場合、多くの香りは自分の心地良い記憶と繋がり、本来の私らしさを取り戻していくようでした。
そんな中で、愛と美の象徴ともいわれるローズの香り、その香りは誰からも愛される香りですが、私にとっては「私には似合わない、手が届かない香り」だと感じていました。
お互いにコミュニケーションを取りながら、心地いい時間と空間を共に過ごすことを人生の中で学んできた私ですが、相手のことを心から信頼するまでには至っていない状態でした。
結婚した当初、主人に「あなたを信じ切ることはずっとできないと思う」と、結婚相手にとても失礼なことを言いました。主人に対しても「この人は大丈夫だろうか、今は良くてもいつか離れていってしまうかもしれない」という不安が拭いきれませんでした。
その原因は、やはり大好きな友達から仲間外れにされて深く傷ついた出来事で、もう完全に人を信用しないと誓ったことです。
まるごと好きですという本に出会って、人を受け入れる術を得たけれど、このトラウマがあることで、私自身が心を完全に開き心底信じることができる人はまだいませんでした。
その後の人生で出会った人や仲間の優しさや温かさに触れた時、感謝の気持ちがあってもその恩恵を素直に受け取れていなかったように思います。受け取って信じて裏切られたら…と考えてしまうのです。
このトラウマと向き合うために、フラワーエッセンスの力を借りました。フラワーエッセンスは、アロマテラピーと違って香りはありませんが、植物の持つ力、花のエネルギーが、人の心の奥深い処に働きかけてくれる植物療法です。
他人への愛情というメッセージを持つホリー(Holly)のエッセンスをとり始めてから、ある時ふと気づいたことがありました。
主人に「信じ切ることはできない」と言った私ですが、主人はこれまで何も言わずにそばにいてくれて、どんな私でも受け入れてくれていた、そのことを改めて実感しました。そして、この人のことを心底信じてもきっと大丈夫だと自然と思うことができました。
子供の頃の深い傷と誓いは、私が悪かったという罪悪感と自分への戒めもあり、友達のせいで私はこうなってしまったという友達への恨みもあったかもしれません。 けれども、こんな私を今まで受け入れてくれた主人の存在に気付き、その人を心底信じようと思えたことで、人を信じないと誓ったことはもうやめようと思いました。
もう一度人を心底信じようと思えたことで友達と自分を許すことができ、今まで受けてきた恩恵や愛情に感謝し、私も与えられるようになりたいと前を向くことができました。
その後、さらに愛について学ぶきっかけが訪れました。
アロマを学んできた恩師から受けた「香りを観るレッスン」で、香りは嗅ぐだけではなくて観ることもできるということを教えてもらいました。精油の知識から離れて、香りをそのまま受け取り香りを観ること、何の精油かは知らされず、目の前のムエットの香りを嗅いで、浮かんでくるイメージや感情に向き合うものでした。
レッスンの中でムエットの香りがローズだった時、優しい香りだけれど、高貴で近寄りがたいイメージがありました。頭がずんと重くなってこの香りは私には似合わない、手が届かないと抵抗していました。
ローズの香りには誰でも受け入れようとする溢れる愛の優しさがあるけれど、私はそのことに重圧感を感じました。
愛と美の象徴のローズ、私にとっての愛って何だろう? そもそも人を心底信じられないと思っていたので、人を愛することも、与えられた愛を受け取ることもできていなかったかもしれません。
愛の象徴ローズの豊かな香りを、私は受け取るに値しないと拒んでいました。
トラウマを克服し、今まで受けてきた恩恵や愛情に感謝して私も与えられるようにと前を向いたけれど、まだ外に開ききれない心の壁が残っていました。
ローズの香りといま一度素直に向き合っていくうちに、私にとっての愛とは、許し受け入れることだと教えられました。その愛に溢れた優しい香りは両手を広げて私を待ってくれていました。
そして、優しく包み込んでくれるローズの香りと、大丈夫だよと守ってくれるヤロウの香りで作ったブレンドオイルは、それまでの私の人生の中で最高のブレンドになりました。
ずっとこの香りのそばに居ていつまでも嗅いでいたい、今まで味わったことのないような魂に染み渡る香りでした。私をまるごと受け入れてくれたその香りは、私が閉ざしていた壁を溶かしていくようでした。
私はローズから、自分の心を開いて相手を受け入れることがまるごと好きになることの本当の意味だと教えてもらったのです。 その後、ローズのおかげもあり、私はアロマセラピストの道を志すことに決めました。
アロマトリートメントを通して、相手に寄り添い、相手のことも自分のこともまるごと受け入れることができるセラピストになりたいと思いました。
初めてアロマトリートメントを受けたのは、セラピストを目指すアロマ仲間の練習モデルとしてでした。
初めは緊張していたものの、いつの間にか我を忘れるほど爆睡していました。頭の中が空っぽになって、バラバラだった心とからだが一つにつながって自分が満たされていくような…只々アロマトリートメントの心地良さに身を委ねていました。
アロマトリートメントは、クライアントさんの皮膚に触れ、香りの成分を体内へ届けることになりますが、皮膚は自分と相手との境界の役割を担っています。
人間の皮膚は、体の表面を覆い、表面積1.6㎡ほどもある人体で最大の臓器で、私達をとりまく外界と自分との境界となっています。
「皮脳同根」という言葉は皮膚と脳は同じ根を持っているという意味ですが、受精卵から体の土台をつくる過程において、皮膚の表皮と、脳神経は同じ杯からつくられています。
直接脳に触れることは難しくても、皮膚に触れることは、間接的に脳や神経に触れることになり得ます。 アロマトリートメントで、クライアントさんの皮膚に触れることは、その方の脳や神経に触れることとも言えます。
私にとって触れることは少し勇気のいる事でした。 セラピストを受講中のアロマトリートメントの練習の時、一緒に学んでいた仲間から、遠慮がちに触っているよ、その不安がクライアントさんにも伝わるよと何度も言われました。
アロマセラピストへの挑戦は、自分の中の恐怖心に立ち向かうことでもありました。 お客さんを目の前にした時、私はこの人に受け入れてもらえるだろうかと足がすくむような怖さがよぎります。
皮膚に触れることは相手の脳や神経に触れることにもなり、アロマトリートメントは相手の感情に深く働きかけることになります。もう一度人を心底信じよう、自分の心を開いて相手を受け入れようと決めたものの、これまで相手の感情に深く入ろうとしてこなかった私には、私と相手との境界線になっている相手の皮膚に触れその人の中へ踏み込んでいくことには勇気が必要でした。
お客さんに触れる時、トリートメントオイルの香りで私の緊張はほぐれ、心を開いて相手と向き合う心構えができます。アロマの香りと共に相手との境界線に触れ、施術を通して相手と深く関わっていく体験を繰り返しながら、自分の中の恐れを克服しようとその体験を積み重ねてきました。
病院が運営する事業所で、「緑のセルフケアルーム」というアロマのボランティアで活動をしていました。緑のセルフケアルームは、アロマ、ハーブ、フラワーエッセンスなどの植物療法を、健康に活かせるようセルフケアを体験する場所です。 私はハンドトリートメントとアロマのクラフト作りを担当しました。
アロマクラフトのメニューとして、定番のアロマスプレー(おやすみスプレーやマスクスプレー)とリラックスのためのブレンドオイル、月替わりで季節に合わせたセルフケアオイルがありました。 アロマの心地良さに触れて、心とからだのケアとして、生活の一部に取り入れて欲しいという想いでメニューを考えました。
ハンドトリートメントは、初めての方もオイルの香りで緊張が緩み、気持ちいいねとウトウトされたり、昔話で盛り上がったり、悩み事を話されたり、香りと手の触れ合いで様々な交流がありました。
クラフト作りのアロマスプレーやセルフケアオイルの香りで、相手がぱっと笑顔になる瞬間もとても好きでした。 緑のセルフケアルームに、毎月のように足を運んでくださる方がいました。
毎回、カウンセリングの後にハンドトリートメントをして、クラフトも作られて、来られるたびに表情が明るく気持ちが前向きになられているのが分かりました。ハンドトリートメントを受けながらスタッフと色んな話をされていて、子育ての話題が多かったように思います。
クラフト作りで「ゆらぐ気持ちとお腹を整えるブレンドオイル」を作られた時のことです。 ちょうど新学期の時期で、子供さんが環境の変化で不安を抱えていることを心配されていました。
子供さんと一緒に使いたいと、おすすめの精油の香りを一本ずつ確かめて、わが子にも喜んでもらえそうな香りをじっくりと選んでいました。そして、マンダリンとカモマイルローマンを入れて優しい香りで愛情たっぷりのブレンドオイルが出来ました。満足と安心の笑顔がとても印象的でした。
ボランティアルームの中は、心地よい香りに包まれ、和やかな時間が流れて、その中で相手が笑顔になっていく姿に充実感がありました。
現在は自宅の一室でアロマトリートメント&アロマクラフトのおうちサロンをしています。 木と漆喰のシンプルな空間ですが、家を選ぶ際に木と漆喰の空間に流れる空気がとても気持ちよく居心地よく感じました。
自分の居心地の良い場所にお客様をお招きして、肩の力を抜いて寛いでもらいたい、その中でアロマの心地良さに触れてほしいと思っています。 アロマトリートメントにもお客様の心とからだを緩めて包み込む心地よい空間があり、心とからだがつながっていく心地いい時間が流れているのを感じています。
アロマトリートメントの大きな目的は、心とからだのリラクゼーションになりますが、リラックスして心とからだを休めることで、その後は前向きな気持ちになっていきます。そんな場面に何度か遭遇しました。
新しいお仕事の為に新たな挑戦をされているというお客さんがサロンに来られました。求められるものが大きく、責任も抱え、想像以上の大変さに、自分には無理だと少し弱気になられていました。
そのお客様が選んだブレンドオイルは、ラベンダー、パルマローザ、ゼラニウムエジプト、ティートゥリー、ラヴィンツァラ、タナセタムのふわっと優しく寄り添ってくれる香りでした。トリートメントの翌日、感想と一緒に「私も頑張るわ!」と言ってくれました。
アロマトリートメントを通してその方の背中を少し押せたことは、とても嬉しく私自身の励みになりました。

あるお客さんは、いつも子供の気持ちを優先するけれど、子供に頼られることが重荷に感じて、時には子供と距離を置きたいと話されていました。その方が選んだブレンドオイルは、レモングラス、ジュニパー、カタフレイ、バルサムモミ、タラゴンの爽やかで元気がでるような香りでした。
終わった後、異次元の中に居たようだったと言われ、日常から解放された時間を過ごされたようでした。 その後、初めは乗り気でなかった子供さんとの買い物に「行ってきました!」と報告をもらい、アロマトリートメントは自分へのご褒美だと言われました。
リフレッシュした後はやはり子供思いの優しいお母さんに戻り、自分を大切にすることで周りにも優しく、その人らしく前を向いていったんだと思います。
緑のセルフケアルームでの活動や、アロマトリートメントを通して、アロマの香りでつくる心地のいい時間と空間の中で、出会った人が笑顔になって自分らしく前を向いていく姿は私の励みになり、アロマセラピストは、相手の人生を応援できる仕事だと思いました。
人に対して臆病になったけれど、それでも人と接し関わっていきたい、香りと共に自分の心を開いて人と調和していきたいと望んでいる私がいます。 自然の中でのびのびと過ごした幼少期の私ですが、大好きだった友達に仲間外れにされた悲しみから、もう完全に人を信じないと他人との心の壁を作ってしまいました。
相手の良いところをまず見付けて相手をまるごと好きになることで、争わずバランスと調和を考えて人間関係を築いてきましたが、心の傷となったトラウマがあることで心底人を信じることが出来ないままでした。
フラワーエッセンスからの気づきでトラウマを手放し、ローズの香りをまるごと味わい受け入れることで、相手に寄り添い受け入れることのできるアロマセラピストになりたいと志しました。
それでもなお人と深く関わっていくことへの恐れを抱く中で、アロマの香りから心を開き一人一人のお客様と丁寧に向き合う体験から勇気をもらい、克服へのチャレンジは続いています。
私と同じように、自分の中の弱さや恐れと向き合っている人が、アロマの心地良さに触れて自分らしさを取り戻し、勇気をもってその人らしく歩んでいけるように応援していきたい、そんな想いで私も歩み続けています。
こんな私なのですが、ご縁があってお会いできることを心から願っています。(福間美智子さん MY STORY)
