今年はケルトの木の暦にも意識を合わせてみようと思っています。
3月から新しく始まる「地球のお庭 植物の自由学校」でも、季節や暦、それと関わる植物の物語を大切にし、季節をありありと感じることをしていきたいと思っています。なので、日本の年中行事とその植物についてや、ケルトの暦、メディスンホイール、種まきカレンダーなど今いろんな暦を勉強中です。
ケルトの暦については、秋分と冬至の間にあたるサマインと呼ばれる時期が1年の始まりとされるかと思います。ハロウィンと関わる10月31日が1年の終わりで、11月1日が新年というのが基本のようです。(ケルトの植物 ヴォルフ=ディーター・シュトルル著 参照)
ケルトの木の暦と呼ばれている暦もあって、これは1940年代後半にイギリスの詩人・ロバート・グレイヴスによって復元されたもののようです。
古代ケルトの時代に樹木を暦にしていたという確証をもたらすものは、なにもないそうです。シュトルルさんも本物と偽物のケルトの木の暦を話されています。それを最初に伝えておきます。
暦についての考え方もいろいろありますね。私が季節について考察したことはまた改めて別記事で述べたいと思います。
ケルトの木の暦は20の木をめぐる暦になっていて、始まりはシラカバになっています。12月24日~1月20日。
樹木について学ぶつもりで、どうしてそのような順番になっているのか、季節と合うのか、それぞれの樹木の期間に、その樹木や神話に想いを馳せるようにしてみようと思います。
シラカバは星々と木々の本でも金星とつながる樹木としてご紹介しています。
うちの里山周辺にはシラカバは生えていませんが、私が薬草を散策しに行く北広島町の方には自生しています。 ヤドリギがすんでいるお気に入りのシラカバの木があります。この期間中にこの木に会いに行きたいと思っています(いつも雪がすごい場所なので見れるかわかりませんが。)。
なぜ暦としてシラカバが最初の木なのか気になりますよね。 シラカバは、ケルトの木の知恵によると、今から13000年前、最後の氷河期が去った後、ヨーロッパと北米に最初に根を下ろした樹木だそうです。
不毛の地にほかの木が生長できる足がかりを作る「開拓者の木」。
星々と木々でもそのような質が書かれています。 他の木々が芽生えるように土地を育み、自らは退く。献身的な樹木。新たな生命に輝きを与える存在。まさに金星の質ですね。
新たな場で取り組み始めるとき、新しく歩み始めるとき、勇気を与えてくれる樹木です。
シラカバでこの1年のお守りを作ってみようと思います。
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