地球のお庭 植物の自由学校

2025年4月より、地球のお庭 植物の自由学校を開校します。大人向けのクラスです。

Herbal Medicineは、自然豊かな里山の環境で、植物を通じて、「自然や植物から叡智を受け取り、自分の知恵にしていく」「私で在ることを思い出す」、こんな目的で植物療法をお伝えしています。

植物と自分自身との響き合う感覚を大切に、自然と調和した在り方を選ぶことこそがMedicine(薬)であると考えています。

地球のお庭 植物の自由学校では下記の5つを大切に考えています。

1.生命を感じる植物療法
2.自由と0から1を生み出す体験
3.自然界への礼儀作法と共同創造
4.私で在る 自ら叡智につながり自分を生きる
5.安心できる居場所・コミュニティ

具体的内容例
里山の薬草散策:薬草ノート作り、薬草の摘み取り自由
サンクチュアリガーデンづくり:ラベンダーをたくさん植えたいと思っています。植物や自然、自分や周りの人に感謝する場所を作りたいと考えています。
農体験:野菜やロックガーデンのハーブの栽培、藍の栽培。藍の生葉染め体験をします。
流れる生命・流れる色と形の体験
ゲーテ・シュタイナー的植物観察(植物との対話)・にじみ絵・パステル・フォルメンなどの体験
季節を時間と空間で味わう
季節を感じるのはマクロコスモスにつながること。円環的に季節を捉えるオリジナル暦の作成(地球暦を用います)をします。その他季節行事を大切にしたり、それぞれの季節の植物の物語をご紹介したいと思います。
0から1を生み出す体験 
今日出会った植物と一緒に何やりたい?自分の内から出てきたことを生み出してみましょう。


ひとつひとつ詳細を下記にのべていきますが、まずは自己紹介から。

地球のお庭と土屋いづみのご紹介

地球のお庭とは、Herbal Medicineに併設しているハーブガーデンのことです。300㎡くらいの広さと思います。パーマカルチャーの思想を大事にしており、烏骨鶏を飼っています。(Herbal Medicineの建物は、ドーム型の建物です。教室はそこをベースに使います。ネコがおります。)

庭から共存・調和・循環を作り、できることは小さくともそれが地球全体に広がっていきますようにと願いを込め「地球のお庭」と名付けました。

決して秩序だっているガーデニング的なお庭とは程遠く、梅雨から夏には無秩序になりますし、いつまでも試行錯誤の雑草といわれる植物や昆虫ももたくさんの庭です。

広島市街地から里山に移住して12年が過ぎました。環境も、暮らしも、仕事も、趣味も、毎日が植物と一緒の暮らしになっています。

「地球のお庭 植物の自由学校」を主宰する土屋いづみは、理学療法士の資格を持ち、メディカルアロマ、メディカルハーブ、フラワーエッセンスなどの植物療法に20年以上携わり、医療の現場でも植物療法の導入やアロマトリートメントを患者様に長く提供しておりました。また、NARD JAPANやJAMHAなど主要な協会に所属し認定校を長く行ってきた実績があります。

現代の植物療法は、西洋医学をベースとしエビデンスや成分を重要視されることが多く、私自身も長くそういう視点の中で植物療法を行ってきました。大学院に社会人入学し、野草やハーブの抗酸化性なども研究しておりました。

もともと、理系で左脳人間の私ですが、例えば化学や人間の体のしくみをとことん探求していっても、その先には宇宙や「目に見えないものの働きかけ」が見えました。

次第に世界は「目に見えるもの」と「目に見えないもの」があって成り立っており、植物や人間の物質体以外の目に見えない存在の働きも含めて捉えることではじめて全体が認識できることに気づいていきました。

今は薬というものの認識が180度変わり、医療やメディカルハーブ、メディカルアロマの認定校の仕事はすべて手放し、植物とのリアルな交感のプロセスを薬としている私です。

土屋がどうやって、これまで歩んできたのか、マイストーリーにまとめておりますので、詳しくはこちらからお読みください。
人生の軌跡と奇跡①居場所探しへの道のはじまり – ハーバルメディスン|Herbal Medicine

地球のお庭 植物の自由学校とは

「地球のお庭 植物の自由学校」は一般的な資格取得などを目的とした座学中心・知識中心の植物療法をお伝えする学校とは大きく違います。

里山という自然豊かな環境の中に自生する薬草や、地球のお庭でハーブを育てながら、リアルな足元の植物に季節を通じて触れること、実践を通じて植物とのかかわり方を学ぶことを大切にしています。

植物療法=植物の有効成分を健康に活かす・活用するというのが大きな目的でもありません。それはこの学校のほんの一部の内容にはなりますが、植物たちは私たちに自然と調和する在り方や叡智を教えてくれる存在であることを重要視しています。

宇宙を体現している植物から調和の感覚を受けとること、静かに内観する時間を持ち魂の声を聴くこと、植物観察で植物の言葉を読み取ること、本質的な植物や人間の学びを通じて、私で在る感覚を強めることが本質的なMedicine(薬)と思っています。

地球のお庭 植物の自由学校が大切にすること

1.生命を感じる植物療法

機械論というのは、生命現象を物理現象として認識し説明できるとする説です。現代の物の見方、科学、西洋医学ベースの考え方は基本的に機械論です。

生命は揺れ動くものですが、機械は止まったものですよね。

例えば、この植物は「ヨモギ」、この植物は「ドクダミ」、この植物は「スギナ」というように、止まった形で認識し、生命あるものを見た時にも、名前や一般的な情報(薬効)を知るだけで安心しています。

植物療法においても、植物が生み出す成分(止まったもの)についてはしっかり学びますが、それはあくまで結果としての産物にすぎず、どのように植物がその成分をうみ出すのか、そのプロセスや動き・流れ・目に見えない背後に働く力については現在の植物療法では着目されていません。

それは実際の植物と距離のある学びということなります。

結果(物質)ばかりを追っていても、その植物の秘密(真理や理念)には永遠にたどり着きません。この学校は、物質の背後にある秘密を読み解くまなざしを育むことを大切にしています。

生命を感じ、その真理にたどりつくには止まったものを動かし感じていくことが必要になります。

ゲーテ・シュタイナー的植物観察(植物との対話)は、物質の中に閉じ込めてみてしまっている私たちの視点を解放し、植物の霊的本質につながろうとする試みです。

ほかにも、にじみ絵・パステル・フォルメンなどの体験や、季節を時の流れだけではなく、空間で味わうことを通して、流れる生命を感じる取り組みをしたいと考えています。

こちらのブログも参照ください。
流れる生命、流れる色と形① – ハーバルメディスン|Herbal Medicine

2.自由と0から1を生み出す体験 

日常で自分で0から1を生み出す体験をして過ごすことはあるでしょうか?

多くの〇〇しなければならないというタスクをこなさなければいけなかったり、様々な外側からの刺激に反応し感情にとらわれる日々。

何かを発信する際も、人から聞いたことを切り貼りし、つなぎ合わせ、自分の意見や考えとしようとする。

「これで合っている?間違ってない?」様々な場面で周りを気にしながら、周りと比較し劣っている優れていると感じながら過ごす。

こんな風に、日常は、低次の思考で、頭がいっぱいいっぱいの方が多く、0から1を生み出す体験なんて無いのが普通かと思います。

そして「考えること」はよくないことと思っていませんか?

でも、思考するという行為は人間にしかできない行為で、思考することで、本質的なことを見出していくことができます。本来思考は自由につながる行為です。そういう高次の思考をすることは大切です。

シュタイナーは純粋な思考活動は霊的な行為であると述べています。

地球のお庭 植物の自由学校では、0から1を生み出す体験をしていきたいと思っています。ちょっとしたことで大丈夫です。小さな体験を積み重ね、思考する力を身につけることができれば、少しずつ自由な在り方になっていきます。

今日出会った植物と一緒に何やりたい?自分に問いかけてみましょう。あなたの中から自然と生じたやってみたいという純粋な気持ちを大切にしてみましょう。

もちろん、何もしたくない、頭を空っぽにしたいというのも、大事な気持ち。何もせずに過ごすのもOKです。

自分の心と体の声を聴き手当をする、野菜を育てて収穫してみる、オリジナルハーブティー作り、クラフト作り、緑の薬箱作り、野草料理、植物の絵を描く、詩を書く、瞑想するなど、自分の内側から生まれたやりたいこと何でもやってみましょう。それができるようサポートします。

0から1を生み出すことは自信につながりますし、私という感覚・認識を高めるはずです。

3.自然界への礼儀作法と共同創造

地球のお庭はそこに集う人がおられてこその場です。地球のお庭をみんなで分かち合い創造できる場へと一緒に育てていけたらと願っています。一人一人役割を見出していただけると幸いです。

また、地球のお庭は、人と人との共同創造のみならず、人と植物との共同創造を学ぶ場でもあります。

同じ地球に生きる仲間として植物と人間は協力関係にあるという認識や自分の成長を導いてくれる存在であるという認識をもつことを大切にしています。

人間は、植物がいなければ、生きていくことができません。植物に依存している存在です。植物の方は、独立した存在で、光合成で、自分で自分の体を作ったり、エネルギーを作り出すことができます。

植物は人間を必要としていないと感じるかもしれませんが、本来はお互いがお互いを必要としている関係性にあります。

地球に住む仲間として、お互いの成長を助け合える、そういう関係性を作っていくべきですし、そういう認識を持つ必要があります。

植物界、動物界に人間として、どのように貢献できるか、それにも思いをはせるとよいです。

必要性があって、植物を採取する場合は、植物に許可を取ること。目の前においしそう山菜があったら、すべて取ってしまったり、自分さえよければという欲望で、たくさんの植物をつんでしまわないように注意が必要です。

自然界の最低限のルールとしては、「必要な分だけいただき、相手が満足するものをお返しする」こと。私たちは、すでに十分すぎるくらいのものを日常の中に持っているかもしれません。

必要な分だけをいただく、もし、そこから外れているとしたら、分け与えてもらっているというより、ただ奪っているにすぎないのかもしれません。

サンクチュアリガーデンづくりを通して自然への畏敬の念を深めましょう。

4.私で在る 自ら叡智につながり自分を生きる

地球のお庭 植物の自由学校では、誰かと比較する必要はありません。1~3の体験を通じて受け取ったことを大切にされてください。

植物観察は平等で道徳的ななまなざしを育みます。植物の中に叡智を見出すことができれば、自分の中にも叡智を見出すことができます。

人は1つか2つの大きく魂の成長を支えるご縁のある植物があるといいます。そんな植物を見つけるお手伝いができればと思います。植物や自然との深いつながりは、自分の人生を支える土台となるはずです。

5.居場所・コミュニティ

こちらのプログラムは大人向けのプログラムで考えていますが、将来いろんな年代の方が集まる地球のお庭になると良いなと思っています(もし大人でなくとも来てみたいと思われる方がおられればまずはご相談ください)。

また、こちらのコースは1年コースにしておりますが、終了後もあなたがあなたらしくいられる居場所、自分が成長できる場所、喜びが生涯続く場所として、継続して通っていただくことも可能にします。

また、地球のお庭 植物の自由学校のサポーターも募集しております。誰もがいろんな力をお持ちと思います。あなたの得意なことややってみたいことをぜひ教えてください。

こんな方におすすめ

月に1度リトリート感覚で植物に触れたい方、リラックスしたい方、季節の中で植物を学びたい方、植物を通じて魂を成長させていきたい方、自分の生き方・在り方を植物から学びたい方におすすめです。

植物や植物療法の知識が全くなくとも大丈夫です。植物と楽しく関係を深めていきましょう。

✔植物療法を学んでいるけど、植物についてほとんど知らない
✔植物と仲良くなりたい
✔成分や薬効、レメディの定義など暗記することばかりで、植物療法が楽しめない
✔知識に偏りすぎている
✔自分の感性を無視している
✔本当に自分に必要なアロマやハーブ、フラワーエッセンスがわからない
✔人間と植物の関係性を知りたい
✔単なる癒しではなく、自分の気づきや成長をもたらす植物療法を学びたい
✔自分らしく生きるために植物の力を使いたい
✔植物や自然の秩序や古の叡智に触れたい
✔植物形態学の知識を深めたい
✔植物の色、形、ふるまいに意味があることを知りたい
✔ゲーテ・シュタイナー的植物観察やシュタイナーの思想に興味がある
✔自分の内面を見つめたい
✔自分の居場所がない
✔自分の進むべき方向性がわからない
✔ありのままの自分でいられない
✔自分の魂の声を聞きたい
✔魂の声とパーソナリティーの声を聞き分けたい
✔植物を通じて魂の成長を促したい
✔自分の生き方、在り方を植物から学びたい

内容

2025年4月から開講。
プログラム:1年コース。月1回。3月~12月:10時~16時。※9時半~15時半も可能。(昼休憩1時間)1月~2月:13時~16時。年間56時間。雨天決行。少人数制(1クラス4人まで)

共通プログラムとして、下記を考えております。

里山の薬草散策:薬草ノート作り、薬草の摘み取り自由 ※毎月行います
サンクチュアリガーデンづくり:ラベンダーをたくさん植えたいと思っています。植物や自然、自分や周りの人に感謝する場所を作りたいと考えています。
農体験:野菜やロックガーデンのハーブの栽培、藍の栽培。藍の生葉染め体験をします。
流れる生命・流れる色と形の体験
ゲーテ・シュタイナー的植物観察(植物との対話)・にじみ絵・パステル・フォルメンなどの体験
季節を時間と空間で味わう
季節を感じるのはマクロコスモスにつながること。円環的に季節を捉えるオリジナル暦の作成(地球暦を用います)をします。その他季節行事を大切にしたり、それぞれの季節の植物の物語をご紹介したいと思います。
0から1を生み出す体験 ※毎月行います
今日出会った植物と一緒に何やりたい?自分の内から出てきたことを生み出してみましょう。
例:何もしない、自分の体や心の声を聴き必要な手当てをする(手浴・足浴・蒸気吸入なども可能)、緑の薬箱を作る、自分だけの庭作り、オリジナルハーブティー作り、クラフト作り、野草料理、植物の絵を描く、詩を書くなどやりたいこと何でも。それができるようお手伝いします。1回で創り上げる必要もありません。
数か月かけ少しずつ作っていくのも良いです。例えば地球のお庭のハーブで何かオリジナル商品作りなども行えるかもしれませんね。

下記スケジュール例です。

共通プログラムを立てておりますが、基本的には自由を土台においております。自由にお過ごしいただいて大丈夫です。

何にも無いようで、何でも有るのが里山です。
実際の植物に向き合えば、○○したい!という衝動が生れるかもしれません。その衝動に沿って動いていただいてかまいません。自分の好きを思い出したり、自分の好きに没頭できる人は幸せですね。

子供は自由に遊んでよいよ!というと、迷いもありませんよね。でも大人は自由を与えられると何をしてよいかわからない方も多いかもしれないので、共通プログラムを作っております。

そして毎回0から1を生み出す自由時間を設けております。

植物療法や植物の知識が全くなくても大丈夫です。土屋があなたに合ったアドバイスをしたり、あなたのやりたいことをサポートします。

【テキストについて】
50種の里山の薬草について解説したテキストをお渡ししますが、それについての座学のレッスンはありません(座学の知識を得たい方は里山薬草学を受講ください)。周辺にある薬草について各自一般的な情報を確認いただくことができます。

テキストは毎回スケッチブックに学んだことを書きこむオリジナルテキストを作ることを基本とします。また、必要な座学も時々あるかと思います。決まったカリキュラムでは行わず、メンバーにとって必要だと思われることをその都度提供したいと考えております。

開講の日時・受講料など

詳しくは説明会(zoomオンラインもしくは教室)でお話させていただきます。
開校日は第3月曜日、第2火曜日、第4木曜日、土曜日(第3以外)など承れます。
受講料は2月末日までにお申し込みの方は早割があります。また1期生は通常受講料より割引があります。ぜひ早めに説明会についてお問い合わせください。説明会は予約制で行っております。

2月前半説明会:
2月5日(水)20時~
2月6日(木)10時~
2月7日(金)15時~、16時~、20時~
2月8日(土)20時~
2月10日(月)10時~
2月12日(水)20時~
2月13日(木)20時~
ご予約ください。

〇申し込み締め切り 3月末日。

その他得点

スクール生は下記講座に自由参加いただけます。

【オンライン自由参加】
〇朝活フォルメン 月・金 月6回 7時~7時半
〇植物観察ラボ 第2木曜14時~15時、第4火曜14時~15時:植物観察を無料で行っております。観察したいものは自由です。

【特典】
自由学校の日以外でも、地球のお庭の庭作業をいつでもお手伝いいただけます。苗や収穫できるものをお分けできます。

下記、ワークショップは無料参加できます。(基本地球のお庭関連のワークショップは無料。まだ企画はさほどたっていない状況ですが。)
〇ラベンダーサンクチュアリ のラベンダーワークショップ企画(ラベンダースティック作りなど)

コース説明会

詳細はコース説明会(zoomオンライン)にご参加ください。30分程度。
ご予約ください。
お問い合わせ・ご予約
ライン

土屋いづみ

植物観察家:植物の言の葉を読む人。夫と猫4匹と里山で暮らし。
里山に生えている植物や、地球のお庭と名付けた畑で植物を観察しながら、自然の叡智につながる植物観察講座、四大元素と植物観察、里山薬草学、植物から学ぶフラワーエッセンス講座などをお伝えしています。日々のレッスンの様子は、インスタとFacebookをチェックくださいね。
「植物の色・形・ふるまいには意味がある。植物を対話するように観察すれば、精妙な感性や本質を観る目を養う。植物、人間、宇宙のつながりを知る古からの学びや植物との共鳴を通じ、自分と自然の叡智に触れる。」

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