伝統的なしめ縄作り

今年も稲藁や、山でとったウラジロやユズリハを使ってしめ縄作りをします。

しめ縄って、何のために必要なのかをご存知でしょうか? しめ縄は神様が降りた神聖な場所を示すもので、結界をはるためのものです。 しめ縄はその意味を考えると「稲藁」でなうことが重要です。

なぜ稲藁を使うのかというと、稲穂は神様の象徴であり、藁にはその場所やものを清める意味があります。 また、しめ縄につける紙垂(しで)は、 稲妻の形 をしています。紙垂の形の由来は色々ありますが、「雷」説があります。
田植えをするとき、雷が落ちると豊作になると言われています。 雷が落ちることによって、稲は空気中のチッ素を利用することができ、たくさんの稲穂を実らせることができます。 昔の人は雷が神様に見えたでしょうね。
「雷(かみなり)」という漢字も雨の田んぼという字が使われていたり、雷は「稲」にとって豊作をもたらすよき伴侶、「妻(パートナー)」のような存在として「稲妻」と言われるそう。

ウラジロを使うのは、裏も白い、裏も清いことの証。裏側が見えるように飾ります。 ユズリハは、新しい葉が開くと古い葉が垂れ下がるところから、子に座を譲るという意味で、一家の繁栄を願う縁起の良い植物。
ダイダイは、代々栄えるの意味。 一つ一つに意味があります。

その意味を知りながら、心をこめてなうことが重要です。伝統的なしめなわ作り一緒に体験してみませんか?

講師は、里山薬草インストラクターの山内裕子さん。昨年もお世話になりました。先生の住んでいる地域(島根県)ではもち米の藁は使わず必ず稲藁だそう。(もち米の藁は長くて、しめ縄には良さそうですが)。

色々意味がありそうですね。 稲藁のはかまとりからスタートします。
どなたでも参加可能です。

〇日時:12月19日(木)13時半~16時半
〇参加費:3000円

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