植物のスピリットによる癒し ①オオバコと猫のトート

シニアネコの看取りの時期

18歳のシニアネコを2匹飼っています。トート♂とミーモ♀という兄妹ねこです。
最近2匹ともが調子が悪くなり、死を覚悟する体験をしておりました。

トートは鼻の強い炎症が起こりご飯をたべなくなりました。ミーモは突然てんかん発作を起こすようになりました。

現在は、トートはご飯を食べるようになり、今すぐ旅立つことはなさそうです。ミーモの発作は出なくなりました。二匹とも山をのりこえ落ち着いておりホッとしております。

力になってくれたのは植物のスピリットの力とフラワーエッセンスです。

2023年12月に飼っているもう1匹のネコ「アル」の心臓が悪くなり、まだ若いのに死にそうな体験をしました。
心の底からなんとかしたいと思った時に、植物のスピリットの力で治るという奇跡が起こりました。この体験は、物質を超えた霊的な世界や力があり、そっちの方が真理であるということを心の底から実感した体験になりました。

その時の体験はこちらに書き綴りました。
「ちょっと不思議な国のアル」 

この時に行った具体的な方法は、内的な平静を保ち、根源的な力につながる。そしてアルにぴったりと合ういくつかの植物のエネルギーをアルに転写するという方法でした。

誰かに教えられてやったヒーリングではなく、この時にはとにかく必死で、流れの中でそのような方法を初めてとることになりました。

そして、自分が何とかするしかない!という風に責任を負う覚悟によりヒーリングを行うスイッチが入り、うまくいったようです。

ヒーリングに使うことのできる植物は必ず観察し交流があり、本質的な力をイメージできるものに限られます。イメージの力がとても重要だと感じました。

今回も2匹に同じように行うことにしました。

もちろん18歳なので、いつ肉体を離れてもおかしくはなく、ゆっくりと看取りの時期に入っていると感じます。

でも同時に生命力のすごさを感じましたし、ヒーリングをやりながら受け取った植物の力は、二匹からの贈り物のように感じました。

そして、確かにヒーリングは起こったのだと信じることのできる体験となりました。

そのお話をシェアしていきたいと思います。

トートの症状とオオバコ


トートは5月のゴールデンウィークくらいから、鼻の炎症が強く、呼吸をする度にブーブーと音がなるようになり、夜はとてもうるさくて、その音で私も寝れない状況がおこりました。 そして食欲も減り、どんどんがりがりになっていきました。

炎症は深いところで起こっているようで、この時には鼻水が出る症状も何もなく、動物病院に行っても、肺にも今のところ異常ないし、腫瘍もなさそうで、原因がわからないという状態でした。

トートが若かりし頃に、外でほかのネコと喧嘩し、大けがをして帰ってきたことがありました。その時、眉間の鼻筋の骨?がやや飛び出たように感じました。

が、表面的には異常はないし、病院の先生に見せても異常としては認識されませんでした。

それ以来一時的に変な呼吸をする発作がたまにありました。 なので、今回の異常な炎症も、その時に負ったかすかな鼻のケガが原因で、年を取り、弱い部分に症状が出たのだろうと思います。

最初は病院にいき、抗生物質をいただいたり、さらにステロイドも使用しました。これらは一時的によくなるのですが、またしばらくすると症状はぶり返します。

病院は何度も来るようにいいますが、これでは寿命を余計にちじめるかもと思い、行くのをやめました。

この時に、もう「自分が何とかするしかない」とスイッチが入り、本気で向き合いました。

私には植物に頼るしかありません。奥深くの暗いところでおこっている炎症や、毒を出すにはドクダミがよいのですが、なんだかトートにドクダミはしっくりきません。

今、私は薬草に含まれる化学成分や、どんな症状にその薬草を使うかという物質的な視点のみで薬草を使うことをしていません。 もちろんそれらの知識は薬草を使う上で大事な情報として考えます。が、それだけでは今のトートを治すことができないと感じるのです。

薬草を質的なもので観て、トートにしっくりくる本当の薬となる草が見つかれば、治すことができると感じました。

でも、それがしばらくわからずにいました。

そんな時に、オオバコをレッスンで観察していて、オオバコのもっている質とトートの状態がぴたりと合うのに気づきました。

オオバコは一般的にも呼吸器系に有用な植物でもあります。鎮咳作用や去痰作用などあります。 新鮮なオオバコを摘み、それをつぶし、ガーゼに包み、鼻筋をマッサージしたり、その汁を飲ませました。

なんと、オオバコを初めて使った日の夜中、痰のような粘液物を吐き出しました。それには本当にびっくりしました。

多分、奥深くにあった悪いものがやっと出たのだと感じます。 それから症状は奥深くから浅いところに徐々に移動し、鼻水を出すようになりました。しばらくオオバコのマッサージを続けました。

オオバコを使いながら、トートの内的な状態(この問題を引き起こしている原因)を瞑想的に受け取りました。イメージで浮かんでくるのですが、その内的な状態に対してオオバコが有用なのだとわかりました。(どのような状態か最後に述べます)

オオバコと対話するように用い、しばらくトートのヒーリングをしました。 トートともこれをきっかけにたくさん話をするようになりました。

フラワーエッセンスも用いました。水は飲んでいたので、その水の中にクラブアップルを用いました。こちらもよく効いたと感じます。 クラブアップルは病気の人には使っていただきたいレメディです。浄化作用があります。

その後、鼻水が1週間くらい止まりました。

その時から全くご飯を食べなくなっていたトートが少しずつご飯を食べるようになりました。

ご飯を食べるようになったら、また鼻水が出るようになりました。まあ以前よりは症状は軽いのですが、完全にはおさまりません。ご飯は少しずつでも食べるので、今はこのまま症状とおりあいながら様子を見ていきます。

ひとまずほっとしています。残りの時間を大事に穏やかに過ごしたいです。

オオバコの一般情報

オオバコの学名はPlantago asiatica 。

Plantagoは大きな葉からplanta「足跡」に由来するラテン名。Asiaticaは「アジアの」の意味があります。オオバコは人が歩く場所に生えていますよね。人に踏まれても大丈夫な戦略をとっていることで知られています。

オオバコの葉っぱをちぎると、筋が見えます。これは「維管束」という水分や養分の通り道です。 オオバコの葉は柔らかいのですが、中にこのような筋が通っていて、人や車に踏みつけられても簡単にはちぎれません。

茎も強さとしなやかさを備え、とても丈夫です。

足跡と関係が深いですが、これはキリストが歩いた神聖な道を表すシンボルでもあるそうです。

オオバコの種子は、雨が降って水に濡れると膨張して粘液を帯びます。その粘液で人間の靴や、自動車のタイヤにくっついて運ばれていきます。

オオバコの本質的な力

オオバコには踏まれても大丈夫な「要」があります。それは茎にあたる部分です。

自分の中にある要を見失っているとき、人生の方向性が見えなくなっているとき、自分の人生のかじ取りができないと感じるときオオバコは有用です。

これはトートの症状にもつながっている状態で、トートをヒーリングしながら受け取ったメッセージです。トートはちょうど眉間部分の鼻筋の奥に問題がありました。ネコにとっては第6チャクラの部分は要でもあり、横軸の動物にとってそれは進む方向性を示します。

トートと私の関係性においての問題がありました。

アル♂が家にきてから、トートは自分の人生にいつも寄り添って進んでくれた飼い主を失ったような気持ちになりました。トートとアルは♂同志です。そしてアルは子供っぽく、礼儀は全くなく、トートが私に近づくと、いつもアルがやきもちをやき、トートは私に近づくことが難しくなりました。

トートは自分が先住ネコなのに、踏みにじられたような感情を感じました。

でも、オオバコのおかげで、アルがいたとしても私がいつもトートに寄り添っていること、私が隣にいることを思い出すことができました。

オオバコは自分の中にある力強さや要に気づき、道をしめすきっかけを与えてくれます。

トートは、気が弱いタイプです。フラワーエッセンスのタイプレメディとしては、セントーリー。意志が弱い。嫌なことを嫌と言えず、アルに負けておりました。。。そんな性質も関係しているのだと感じました。

つづく。ミーモのお話を次にします。

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土屋いづみ

植物観察家:植物の言の葉を読む人。夫と猫4匹と里山で暮らし。
里山に生えている植物や、地球のお庭と名付けた畑で植物を観察しながら、自然の叡智につながる植物観察講座、四大元素と植物観察、里山薬草学、植物から学ぶフラワーエッセンス講座などをお伝えしています。日々のレッスンの様子は、インスタとFacebookをチェックくださいね。
「植物の色・形・ふるまいには意味がある。植物を対話するように観察すれば、精妙な感性や本質を観る目を養う。植物、人間、宇宙のつながりを知る古からの学びや植物との共鳴を通じ、自分と自然の叡智に触れる。」

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