こちらの話はちょっと不思議な国のアル①②の続編物語になります。まだ①②をお読みでない方はよかったら①②をお読みください。
ちょっと不思議な国のアル① | ハーバルメディスン|Herbal Medicine|植物療法|広島県広島市 (herbal-m.jp)
ちょっと不思議な国のアル②アルの体験物語 | ハーバルメディスン|Herbal Medicine|植物療法|広島県広島市 (herbal-m.jp)
アルの命が助かったら、病気のネコのために貢献すると、すがる想いでネコの地母神的存在に誓っていた私。アルはあれからすっかりと元気になり、助けてもらったので等価交換しなければです。
アルと一緒に行うネコ族のためへのお仕事、いったい私とアルに何ができるのでしょうか?
最初は病気を持っているネコさんと向き合っている飼い主さんへフラワーエッセンスのカウンセリングをして、カウンセリング料の半分を自然界へお返ししてもらうとか、そんなことを考えたりもしていたのですが、しっくりきませんでした。
が、その日は突然にやってきました。
心臓の動悸がまた起こる
ある日の夕方から夜、なぜか私の心臓にまた動悸があり、気持ち悪く感じました。
また、アルの調子が悪くなったのかしら?と一瞬思い、アルを見ても、アルは普通。
何だろう?私の心臓、おかしくなったのかな?と思いました。動悸は一晩続きました。
その翌日の朝、Herbal Medicineに長く通ってくださっているAさんから、私の知り合いのアニマルコミュニケーターさんを紹介してほしいとご連絡がありました。
「昨日自分の飼い猫のぼんちゃんが急逝して、今日昼から火葬なのだけど、棺桶に入れてほしいものがあるか聞きたい。もがき苦しんで亡くなったのでせめてものという気持ちです」と。
そのぼんちゃんが亡くなったのは、前日の17時半ころ。原因は不明で、心臓発作が有力だと。
私の心臓の動悸が起こった頃と同じ時間帯に亡くなっています。
これは、きっとAさんとぼんちゃんにまた共鳴したのだと感じました。(私の心臓どうなっちゃったのだろう?)
アニマルコミュニケーターさんにお願いするのも、さすがにこの数時間の間にセッションは難しい。
心臓の動悸もあったし、私とアルにやるべきことがあるのではないか?と感じました。
そこで、私は瞑想し、今、何が自分にできるのかを受け取ることにしました。
受け取った私とアルにできることは、Aさん自身が亡くなったネコちゃんの意識とつながるようサポートし、必要な植物のスピリットメディスンでヒーリングすることでした。
死をつかさどる存在
その瞑想中にさらに出会ったのは、死をつかさどる神でした。
私は自然界にお祈りするとき、今自分たちの命を支えてくれている地球上の様々な存在に感謝を述べるのですが、いつも「生」をつかさどっている者たちにのみ感謝の気持ちを伝えていました。
「死」をつかさどる存在については、思いもよらず、そういう存在がいるのだな~とこの時に気づきました。
「死」というものを人は忌み嫌い、恐れを抱いていますが、その存在はそういう怖いイメージの存在ではなくて、当たり前にただ存在する者です。
生のみ存在して死がなければ、人は成長を望まない存在になるでしょう。だから必要な存在なのです。
そんな存在に気づき、祈りの言葉に死をつかさどる存在への感謝も述べることにしました。
Aさんへの植物からのメッセージ
ぼんちゃんは、7歳。最近、新しく保護猫のむぎちゃんがおうちにやってきて、仲良くなった矢先の出来事でした。
亡くなったぼんちゃんの意識とAさんがつながれるよう誘導瞑想しました。
アルは私のそばにいて、その瞑想中ずっと眠っていました。アルはなんだか受信機のような役割に感じています。
またサクラのスピリットがAさんのショックを緩和するために与えられました。
そうすると、サクラはぼんちゃんを一番かわいがっていた娘さんの誕生の時の記念樹だと教えていただきました。そこにぼんちゃんを埋葬する?というような話も出ていたそうで、驚きました。
それから今回力を貸してくれた一番のスピリットは「ハコベ」でした。
みずみずしく、全体に水をいきわたらせる知恵があるハコベ。サクラもハコベも「月」と関わる植物です。月は過去、感情、無意識の象徴です。Aさんの感情を潤してくれたようです。
ぼんちゃんの気持ちも聞くことができました。なんで家族のみんなが悲しんでいるのか、ぼんちゃんにはわからないようでした。ぼんちゃん自身は全く悲しんでいないのです。でも、娘さんのことは少し気にかけているようなのと、抱っこしてほしいと伝えてきました。
そしてAさんが聞きたいと言っていた棺に入れてほしいものも無いとAさんは悟られたようでした。
ハコベの使い方などもお伝えし、30分くらいのセッションが終わりました。
ぼんちゃんとコンタクトを取ったことで、聞きたかったことが聞け、少し気持ちが整理されたとAさんがおっしゃってくださいました。
Aさんは、セッション後すぐにハコベを探しに行き、ハコベを棺に入れたそうです。
ハコベに触れその小さな花にとても癒されたそう。ぼんちゃんはとてもおとなしいネコで、そのキャラクターがハコベとぴったり合うとのことでした。
それからハコベをドライにしたそうです。そうすると、ドライにした花に種ができたそう。その姿にも癒されたそうです。
ぼんちゃんの肉体は無くなってしまったけれど、ぼんちゃんのやさしさや知恵は種として大好きな家族に大切な記憶として引き継がれたのかもしれませんし、新しく来たむぎちゃんというネコにも受け継がれたのかもしれません。
ハコベをこれからも使ってみたいとお話されていました。
太陽と心臓
それにしても、今回のぼんちゃんも、アルも「心臓」がかかわっています。私もなぜか知らせを心臓の動悸で感じています。
心臓には深い意味があるように感じました。「心臓」からのメッセージはどのような意味があるでしょうか?
植物は平面的な存在で外側に自分の心臓となる太陽を持ち、完全にそのリズムに従い、光に向かって成長します。動物は内部空間を持ち、その個体だけの心臓を持っています。
心臓は太陽の象徴でもあります。
太陽は自分自身の中心、自(真)我であり、地上において、自我が確立された状態で歩む未来への方向性を示すもの、霊的な存在でもあります。
人間として私たちは、内的な太陽を目覚めさせ、太陽の代理人として、地球上に太陽光線をふりそそぎ、自分自身が太陽的存在になっていく必要があります。
自分の内の神的存在とつながり、目覚めていくということです。
心臓の病気・不調というのは、人類の意識において、自分の内の神的存在とつながることが阻害されていることの象徴ではないかと感じました。
さらに、最近アントロポゾフィーの学びの中で、重要なメッセージを聞きました。
「誰かの病気を治そうとしてはいけない。誰かの病気を治せば、ほかの人が代わりに病気になる。そうではなくて、社会の問題、人類の意識の問題として病気を捉えること。」
病気を誰か一個人の問題とするのではなく、人類全体の問題として、自分事としてとらえていく必要があるのです。
私自身、アルを植物のスピリットメディスンで癒す体験をして、その前後で大きく意識が変容しました。
植物のスピリットメディスンの力に触れたことで、自分や目に見えない存在を信じ、自分への信頼感、安心感が増しました。自分の内的な太陽とのつながりが増したのだと感じています。
なので、私とアルの役割としては、特定のネコの病気を治すことが目的というのではなく、植物のスピリットメディスンとつながることを通じて、皆の太陽とのつながりを取り戻すことが大事なのだと感じました。
こんなことに気づいたので、私の心臓も調整されて、もう動悸で共鳴することはおさまるのではないかと思います。
植物のスピリットメディスンでのヒーリングはそれを生きること
実は、アルからはじまった体験は、おととしから行っているドクダミの観察とドクダミの薬創りの作業ともつながりがあることにも気づきました。
ドクダミの学名はHouttuynia cordata。種小名のcordataはラテン語で“心臓の形の”の意味があります。
葉の形が心臓の形に似ているからです。
現在取り組んでいるドクダミのブレンドティーの、意図している「目的」があるのですが、まさに私が今回の体験を通じて得た結果そのものでした。
詳細はまたしかるべき時に伝えたいのですが、植物の本質とつながり、ヒーリングをしたり、何かの目的で薬作りをすることは、それを私自身が生きたうえで人に伝えられることなのだと今回の体験を通じ実感しました。
そのエネルギーが薬に反映されるからです。
植物との深いつながりは、なんと偉大な知恵を人生にもたらしてくれるのか、畏敬の念を感じずにはいられません。人智を超えた形で、これからも、物語はつながっていくのかもしれません。
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