精油の抽出部位の意味②

里山に住み始めもうすぐ10年。改めて、地球のお庭や里山での暮らしについてその10年を振り返り、自然から得た知恵について綴っております。第1回は地球のお庭のはじまり、こちらのブログは第9回目 精油の抽出部位の意味① の続きです)

香りを観るための今日の1本、どの精油を選びますか?その選んだ精油の抽出部位はどこでしょうか?

直感的に選んだ精油の抽出部位には意味があります。受け取ったメッセージと合わせて、その精油の抽出部位にどんな意味や力があるのかを照らし合わせて考えてみるとより潜在意識からのメッセージが深まるかもしれません。

前回は種子、根、葉の精油についてお話しました。今回は花と果実のお話。

精油の選び方や香りを観る方法については、こちらの記事をご覧ください。
「香りを観る」

各抽出部位の意味

植物といえば、何色をイメージするでしょうか?いろんな色の花は存在しますが、「緑」の葉は誰もが思い浮かべるのではないでしょうか。

植物を植物たらしめるものは「葉」ですね。

葉はひらべったく、平面的ですが、花になると空間を持ちます。そして、これまで緑だった植物が、花になると、鮮やかな様々な色を持ちます。

葉だけの時よりも、花になると個性が出てきて、花が人に例えられたり(例えばSMAPの「世界に一つだけの花」の歌のように)、花は生殖器官で、昆虫との関わりも強くなります。

植物を植物たらしめる状態から逸脱し、花になると少し動物的に変化したと感じないでしょうか?

私たちは花を見ることによって、どんな名前の植物であるかを認識しやすくなりますし、花を見ることによっていろいろな感情が生まれてきます。

葉だけの時より人間に近い存在として響きあうものがあるようです。

冠婚葬祭では必ず花がつかわれます。花を通じて感情が慰められたり、喜びや感謝の気持ちに花がそえられます。

花は様々な色を持ちます。私たちの感情も様々な色(波長)に例えることができます。一人一人の感情や魂の経験は色彩豊かです。

花という器官は、私たちの感情にうったえかける力が大きいのです。

悲しみやショック、不安、落ち込み、怒りなどの感情を感じた時には、花の精油を使ってみましょう。

花から抽出される精油は、イランイラン、ローズ、ネロリ、カモマイル・ローマン、ラベンダー、ジャスミンなどを使ってみてください。

果実

花が終わると、やがて果実ができます。果実の果皮から抽出される代表的な精油は柑橘系のレモン、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモットがあげられます。

果実は食べることもでき、人間に豊穣と豊かさをもたらします。

柑橘系の果実の色は、黄色や橙色ですね。これらの色をどのように感じられるでしょうか?

柑橘系はしっかりと太陽の光を浴びて、育ちます。

黄色や橙色は太陽の色ともいえます。ビタミンカラーというのは元気も出ますし、無邪気な子供らしさを感じられるかもしれません。

黄色は第3チャクラの色でもあります。社会的な価値基準やものさしで物事を捉え、人と比べ自信がなくなったり、不安になる、そんな緊張して硬くなったおなかを緩ませてくれます。

橙色は第2チャクラの色。感情の土台となり、自分が何を好きで、何が嫌いなのか、純粋な自分の気持ちを思い起こさせてくれます。

柑橘系精油は、純粋な本当の解放された気持ちを思い出しリラックスするのに役立つでしょう。

ベルガモットは柑橘系精油の中でも特殊な精油になります。未完熟の緑色の果実を用います。含まれる含有成分も、ほかの柑橘系の主成分とは異なり、エステル類という神経のバランスを回復し、鎮静させる成分を含みます。

緑色は第4チャクラ(ハートチャクラ)の色になります。悲しみ、拒絶、憎しみ、ショックなどの感情を癒しますし、自分と異なるものを恐れずに受け入れるのに有用です。


植物を知る大切さ

精油を抽出部位から分類して、それぞれの抽出部位の精油の特性を簡単にお話しました。

アロマの資格を取って勉強するとき、抽出部位はただ暗記して覚えるだけのものかもしれません。

でも、植物からその抽出部位の意味を捉えると、精油の見方が変わってきませんか?

さらに各チャクラと対応する精油、惑星と対応する精油、そんな視点が備われば、もっと深く、その精油がなぜ自分に必要なのかということを知るのに役立ちます。

それらについて興味がある方は、香りを観るレッスン「チャクラとアロマ」や「星とアロマ」をご受講くださいね。

成分や化学、体の仕組みや不調を勉強して、アロマを薬のようにとらえ用いることももちろんできます。精油は安全に取り扱うための知識が必要ですから、それらを学ぶのは重要です。

私は、医療従事者でもあったので、その部分をずっと探求してきた人間でもあります。

ただ、植物という存在をすっとばして、物質としての取り扱いの知識しかないのは、木を見て森を見ずの状態であり、本当の精油の力を引き出せない状態を作り出します。

精油は植物あっての恩恵であることを忘れないでください。

アロマを学び始めて20年は軽く過ぎますが、自分の意識や認識が広がるにつれて、精油という小瓶から小瓶の向こうの植物、植物の生える環境、自然の秩序、宇宙・植物・人間との関係について自分の意識が向くようになり、精油の捉え方、扱い方も随分と変化しました。

植物を知ることで、精油は物質という視点を超え、自分自身を見つめ気づきを与えたり、自分の成長を促したり、自分を励まし勇気を与えたり、ともに人生を歩む存在になると感じています。

次回は、そのあたりの話をもう少し深めましょう。それではまた。





土屋いづみ

植物療法家
植物の色、形、姿、支配星から、植物の本質的な力を観る探究をしています。四大元素と植物観察、里山薬草学、植物形態学、アロマ、ハーブ、フラワーエッセンスをお伝えしています。元理学療法士。地域の中核病院にて「緑のセルフケアルーム(植物療法のヘルスケア)」、整形外科クリニックにてアロマの施術もしています。
日々のレッスンの様子は、インスタとFacebookをチェックくださいね。

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