あるべき姿・あるべき形

今回は今飲んでいるフォゲットミーノットというフラワーエッセンスの体験をシェアしていきたいと思います。

フラワーエッセンスのカウンセリング

2022年の12月、人生の後半にさしかかった今、限られた時間の中で「魂から本当に望むこと」「自分にしかできないこと」だけをやっていこうと心に決めました。その決意とともに、それまで築き上げてきた多くの仕事を手放しました。
次のステージのために、快適な仕事を手放した話1 – ハーバルメディスン|Herbal Medicine

あれから3年になろうとしていますが、思えば、あの時、勇気を出して変わることを選んで本当によかったと思います。

その変化の準備は、すでに2022年の初めから始まっていました。
2022年の2月から、私は月に一度、フラワーエッセンスのカウンセリングを受けるようになりました。

もちろん、私自身もフラワーエッセンスのプラクティショナーとして、自分でエッセンスを選ぶことはできます。けれども、誰にでも個人の意識が受け入れられず、抑圧された人格の側面である「影」とよばれるものをもちます。心の奥深くにあるテーマに自分ひとりで向き合うのは容易ではありません。

だからこそ、私はその部分に深く向き合うために、他者の視点を通したカウンセリングを受けることにしました。
このプロセスは今も続いており、私に多くの深い気づきをもたらし続けています。あの時、大きな決断をすることができたのも、その後の適応もフラワーエッセンスの大きな支えがあってなしえたことと感じています。

今、私のチャレンジは「第5チャクラ」の学びです。
高い意志と理想の形、そしてあるべき姿を信じて、それを現実の形にしていくための具体的な行動に取り組んでいます。
ジグソーパズルの最後のピースをあるべき場所にはめて完成させようとしている。そんな感覚があります。

フラワーエッセンスにはその取り組みを支えてもらっていると感じます。

第5チャクラの学びとは

・色:青色
・場所:喉
・対応する臓器:呼吸器、甲状腺、副甲状腺
・対応する組織:筋膜、筋膜を含むすべての結合組織
・対応する内分泌系:甲状腺、副甲状腺
第5チャクラの学びは、秩序や時間との関係を調和のとれた形で保ちながら、タイミングの感覚を育てること。
高い意志と理想の形、あるべき姿を確信し、それを現実に表すための具体的な行動をとること。
そして、自分個人の願いを超えて、社会や人類全体にとって必要なこと、全体のためになることを表現し、実行していくことです。

フォゲットミーノットのサポート

第5チャクラの学びのサポートに今、私にとって役にたっているのは「フォゲットミーノット」というエッセンスです。

フォゲットミーノットとは、ムラサキ科ワスレナグサ属の植物でワスレナグサのことです。

フォゲットミーノットのエッセンスの中心となる定義は、愛する人を亡くして悲しみの縁にいる人、子供のころに家族を亡くした悲しみがいまだに癒えず孤独感にさいなまれ、人間関係がスムーズにいかない人に効果を発揮するといわれています。(フラワーエッセンスハンドブックより)

ワスレナグサには有名な伝説があります。中世ドイツの悲しい恋の物語です。

ある日、若い騎士と恋人の娘が、ドナウ川のほとりを歩いていました。
娘が水辺に咲く青い小花を見つけ、摘もうとします。
騎士はその花を取ってあげようと岸辺に降りますが、
鎧の重さで足を滑らせ、激しい流れに呑まれてしまいました。

流されながら、彼は最後の力で花を岸へ投げ、叫びます。

「Vergiss-mein-nicht!(私を忘れないで!)」

娘はその花を胸に抱き、彼を想いながら一生を過ごしたといいます。
それ以来、この花は 「忘れな草」「Forget-me-not」 と呼ばれるようになりました。

この物語から、「永遠の愛」「記憶」「別れの後の魂のつながり」という象徴が生まれました。

私自身は、特に愛する人やペットを亡くして悲しみの只中にいるわけではありません。

けれども、このエッセンスを飲むきっかけとなったのは、18歳になる愛猫トート(♂)の看取りのためでした。トートは今年の7月30日に静かに旅立ちましたが、その少し前からフォゲットミーノットを飲み始めていました。

その過程で、このエッセンスの深く静かな力に導かれるような体験があり、今もなお飲み続けています。

フォゲットミーノットの体験

思えば、今年の6月ごろから、私の内側では「死」と「霊的世界」についての学びが静かに始まっていました。今年の6月に二人も恩師が急逝しました。

その後、7月に入り、シニアネコたちが調子が悪くなり、7月初旬にはミーモ(18歳・♀)がてんかん発作を繰り返し死ぬかもしれないという体験をしましたが、奇跡的な回復をしました。

トートが7月30日に亡くなったことは、もちろんさみしい出来事でした。

けれども、不思議なことに、悲しみやつらさといった感情はあまり感じませんでした。死というものに対する私の認識が、いつの間にか「悪いもの」ではなく、「ひとつの自然な流れ」として変化していたからだと思います。

トートが亡くなってから、わずか4日後のこと。庭に、突然1匹の三毛猫の子猫が現れました。それもとても不思議な出来事でしたが、どこかこのタイミングだからと必然のようにも感じられ、その子を迎え入れることにしました。

その後、8月8日から11日まで、バイオグラフィーの研修がありました。ファンデーションコースの最後のモジュールで、テーマは「いのちの環(めぐり)――死後に巡る惑星の世界」。

その研修は、なんと本来であれば6月に亡くなった恩師が担当するはずでした。その恩師は、6月24日、聖ヨハネの日に旅立たれており、今回の研修はちょうど49日の直前に行われたのです。

研修の間じゅう、霊的な世界から恩師が導いてくれているように感じました。

ワークでは、自分の人生を俯瞰する「ライフパノラマ」を水彩で描きました。人生をひとつの流れとして振り返り、その中にあるつながりを見出していきます。

最終日の最後のワークに“これからの未来”の絵を描く体験があり、そのとき、私は思い出したのです。

なぜ自分がこの地球に生まれてこようと思ったのか。惑星をめぐる魂の旅の終わりに私が決意してきたことを。

それは「私は一本のバラを愛するために生まれてきた」ということ(まるで星の王子さまのようなのですが)。

その言葉の中に、魂の求めるすべてが含まれていることを悟りました。その瞬間、魂が震えて、涙が止まりませんでした。金星の愛にわずかですが触れた体験だったのです。

最後のシェアの時には、魂の震えを抑えていたつもりでした。

けれども、感極まり、みんなの前で涙がこぼれてしまいました。それでも、素敵な仲間たちに囲まれ、深い安心とつながりを感じることができました。ハートは数日間、光に満たされ、ひらかれたままの感覚でした。

その仲間たちとの出会いも、きっと霊的な世界からつながっているカルマ的なものなのだと思います。

中央が未来の自分。四大霊たちとの共同創造、12星座の力を含んだ水が地球を覆うイメージ。その中でバラの根が地球に広がっていきました。


この出来事をきっかけに、私は「人生を地上の生だけでなく、霊的な世界の体験としても見る」という意識を持つようになりました。

「カルマ」という言葉の意味も、少しずつ実感を伴って理解されていくようになりました。

私たちは毎晩、眠りにつきます。この地上での人生が成り立つためには、夜ごとに訪れる睡眠という“霊的世界への帰還”が欠かせません。霊的な世界、そして死後の世界が、現生のこの地上の生を静かに支えている──そのことを深く認識しました。

そして私は、次第に感じるようになりました。人間は人間だけで存在しているのではない。私たちは常に、見えないスピリチュアルな存在たちに支えられ、共に創造している。地上と天上、可視と不可視、人と宇宙──それらが共に響き合いながら、この世界を形づくっているのだと。

それこそが、まさにフォゲットミーノットが教えてくれようとしていたことだと気づきました。

さらにその向こうへ

そして今も、フォゲットミーノットの青い光は、私の内に静かに息づいています。

魂の青写真に導かれながら、霊的な世界とつながり、高い意志と理想のかたちを信じて生きること。その「想いを現実へと具現化する力」を、この花はそっと支えてくれています。

それを形にしていくには、時間も根気も必要です。けれども、私はその道のりをひとつの祈りとして歩んでいます。

フラワーエッセンスという存在

フラワーエッセンスの「定義」を言葉にしてしまうと、どこか枠にはめてしまうように感じます。

たとえば、「フォゲットミーノットはペットロスや愛する人を亡くした悲しみのときに使う」と覚えてしまうと、その本質を超えて受け取ることができなくなってしまうかもしれません。

花のエネルギーには、人間の思考ではとても受け取りきれないほどの叡智が宿っています。

私にとってフラワーエッセンスは、自分を深く見つめ、気づきを育み、そして植物と共鳴するために欠かせない存在です。

私自身もクライアントさんとのセッションを行っていますが、一人ひとりの内なる変化や成長の瞬間に立ち会うたび、深い感動とともにフラワーエッセンスのすばらしさを実感しています。

感情に揺れない人なんて、誰ひとりいません。一つ一つの感情は、本当のあなたに戻っていく大切なものです。

どんなことを感じているのかを丁寧に見つめ、言葉にしたり、イメージとして感じ取っていくことができます。そこに花のエネルギーが寄り添うとき、心は静かに癒されていきます。

一つ一つのエッセンスと真摯に向き合い、「自分が成長したい」と心から願うとき、必要なことが自然と起こってくる――私はそのように感じています。

幸運にもフラワーエッセンスに出会えた方へ。どうぞ花の力をあなたの人生に取り入れてみてください。その出会いが、あなたの内なる成長を促し、人生をより豊かに、やさしく照らしてくれることでしょう。

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土屋いづみ

植物観察家:植物の言の葉を読む人。夫と猫4匹と里山で暮らし。
里山に生えている植物や、地球のお庭と名付けた畑で植物を観察しながら、自然の叡智につながる植物観察講座、四大元素と植物観察、里山薬草学、植物から学ぶフラワーエッセンス講座などをお伝えしています。日々のレッスンの様子は、インスタとFacebookをチェックくださいね。
「植物の色・形・ふるまいには意味がある。植物を対話するように観察すれば、精妙な感性や本質を観る目を養う。植物、人間、宇宙のつながりを知る古からの学びや植物との共鳴を通じ、自分と自然の叡智に触れる。」

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