潜在意識からのメッセージ

(里山に住み始めもうすぐ10年。改めて、地球のお庭や里山での暮らしについてその10年を振り返り、自然から得た知恵について綴っております。第1回は地球のお庭のはじまり、こちらのブログは第5回目「香りを観る」の続きです)

前回は、香りを観るとはどのような意味があるのか?についてや実際の香りを観る手順についてお話しました。

香りは、自分の内面の奥深く、潜在意識にある情報と顕在意識をつなげてくれます。

今回は受け取った香りからのメッセージについてがテーマです。すぐに左脳的に解釈することをしないようにします。

潜在意識からのメッセージ

香りを嗅いだ時に浮かんでくるイメージや体の感覚は潜在意識からのメッセージです。

潜在意識は、顕在意識がはっきりと認識できるような「言葉」として、メッセージを伝えてくることはしません。

その時には意味がわからなても、日常の中で、ふと「腑に落ちる」感覚で、受け取ったメッセージの意味を理解し、のちに言葉にすることができます。

そもそも自分が感じていることを自分に対して「言葉」で伝えるという必要性はないですし、潜在意識は言葉として受け止め、理解してほしいわけではありません。

顕在意識が理解できる「言葉」で伝えると、言葉という「閉じ込められた箱」に入れられてしまいます。

直線的なメッセージではなく、「これを体験したい、感じてほしい」というもっと立体的なメッセージです。

普段から潜在意識からの多くのメッセージを私たちは受け取っています。

夢であったり、言葉にできない感覚であったり、体の違和感であったり・・・・

目を閉じ、リラックスして、ゆっくりと頭のてっぺんから、顔、首、喉、肩、胸、おなか、おしり、太もも、ふくらはぎ、足首、足先まで意識を向けてみましょう。

そうすると、何か違和感を感じている部分ありませんか?どうしてその部分に違和感を感じているのか、その部位の声を聞けると違和感は消えていきます。

そういう体の違和感を無視し続けると、時に痛みとしてメッセージが強く現れたりします。

逆に、その違和感に、しっかりと向き合うことによって、潜在意識がほんとは体験したいと思っていることに気づくかもしれません。

何が治癒に必要か?

私は、週に1回ほど整形外科のクリニックにアロマトリートメントをしに伺うのですが、痛みの部分にどのような感情(潜在意識からのメッセージ)が隠されているのか、クライアントと一緒に向き合うということも必要な時に行っています。

体の症状も、パーソナリティーと魂との葛藤で生じるものがほとんどです。

心理療法のお話になりますが、治療的変化の必要十分条件は「セラピスト側の受容・共感」ではなく、「クライアントが自分の体験している過程にどれくらい注意を向けているか」なのだそうです。

もちろんセラピストの技量も大事ですが、クライアント自身が自分に「注意を向ける」ことはもっと大切だということです。

ここから「フォーカシング」というカウンセリング技法が生まれました。

心理療法とは違いますが、例えば、肩が痛いという体の不調も、セラピストのトリートメント技術のみでケアするというより、肩が痛いという体の症状に現れた潜在意識のメッセージに対して、クライアントがどれだけ向き合うことができるかによって、痛みも取れることが多いです。

その人がどれくらい注意を向けているかというのは、ただ表面的な違和感に気づき注意を向けているという意味ではなく、心の奥深くで何を感じているか、その声を掘り下げて観るということです。

掘り下げるステップ(過程)を例にあげますね。

例)ステップ1:自分をまったく関与させない形で出来事や情報を語る。
A(クライアント)「右肩が肩を背中に回す時に痛いです。」
B(セラピスト)「なんで肩が痛くなったのでしょうか?」

ステップ2:自分と関連したこととして話すが、感情は表現されない。
A「日常の中で使いすぎるからかと思います。」
B「どんな風に使いすぎておられますか?」

ステップ3:個人的な感情の表現が現れる。
A「なんだか疲れちゃってて。わかっているのに、日常の中で、余計なことで自分を酷使して、そのあと、右肩の痛みがいつも出てきます」
B「なんでわかっているのに、自分を酷使するのでしょう?酷使していることに何か、感情的な理由がありますか?」

ステップ4:表面的な出来事や情報よりも自分の体験や感情が主になる。
A「自分を自由にさせてないような気がしますね。いつもずっとやりたかったことに、目をそむけて、この年まできました。家族からもどうして、自分がやりたいと思うことを一番に素直にやらないで無理するの?ってよく言われます」
B「肩関節って一番自由度が高い関節なのですよ。自分の自由な気持ちを尊重すると、きっと肩も治りが早くなるかもですね。」

ステップ5:自分の体験や感情について自己探索が始まる。
A「なるほど。肩と自分の気持ちってつながってるのですね・・・自分が肩の痛みを作っているのかもしれないですね・・・まさか、自分が肩の痛みを作っているとは思いもよりませんでした。」
B「では、ご家族がおっしゃっている通り、自分がやりたいと思うことを素直にやるにはどうしたらよいのか一緒に考えてみましょう」

ステップ6:自己探索の後、気づきが生まれる。

ステップ7:プロセスが進み、統合される。

ステップ(過程)が深まるごとに、自分の感覚に気づいています。5~6はもっと丁寧に感情や体の感覚を感じていく必要がありますが、一度気づきが生まれると、その後、自然とプロセスは進み、後に腑に落ちる形で統合されていきます。

上記の例は実際の患者さんとのやりとりです。体の不調の背景にどのような感情が含まれているのか、このようにクライアントに質問したり、感じていただきながら、一緒に探究していきます。(もちろん信頼関係ができたうえで)

違和感をじっくりと感じ、どのように自分がそれを感じているかに興味をもって、言葉にできない部分を丁寧に表現してみるという感じでしょうか。

そこから、自分へ還るプロセス、変化が始まります。

香りを観るレッスンは、毎回テーマを持ち、普段言葉にならないかすかな感覚を、意図的にすくいあげ、顕在意識で受け取っていきます。

例えば、「やりたいと思うことを素直にやるには」などとテーマを決め、香りを観ていくこともできます。

香りを用いると、潜在意識にアクセスしやすく、イメージであったり、体の感覚であったり、感情であったり、顕在意識が忘れているような記憶を様々に伝えてきます。

メッセージの解釈

潜在意識が送ってきたメッセージを顕在意識で腑に落ちる感覚で受け取れればよいのですが、メッセージがすぐに腑に落ちないことがあります。

自分の問いに対して、顕在意識が納得する言葉で伝えてくるような明確な答えが返ってこないと、はっきりした答えや早く答えが欲しいと不満に思ったり、自分は香りを観ることができていないと自己否定に陥ったりする方がいます。

顕在意識で自分が期待する「言葉」による答えは返ってこないということを受け止める必要があります。

例えば「私の使命について」という問いを投げかけ、香りに向き合うとします。

それに関する情報が潜在意識から届きます。

その情報を正しく解釈できたら、「腑に落ちる」という感覚を感じることができますが、すぐに解釈できない場合もあります。

自分の頭が期待する答えとかけ離れ、潜在意識からの情報を正しく解釈できないことがあります。

でも、考えてみてください。その「私の使命は何?」という問いは、非常に大きなエネルギーを含んでいます。そして、潜在意識は「言葉」で答えを伝えてこないと伝えました。

表面的な言葉として受け取っても意味がありません。

それは自分の内からの衝動とともに沸き起こり、そして、過去の自分の体験や経験が現在に統合された形でこの答えは出てくるのではないでしょうか?

自分の使命について知りたいという方は多いですが、人によっては、この答えをすぐに受け取ることはできないのです。

潜在意識は、自分の内からの衝動とともにその答えを実感できるように、その方がその答えを受け取れる準備として、いくつもステップを用意していることがあります。

特に、世界を恐れている人や世界に抵抗している場合、考えてみれば当たり前ですが、自分の内側からの衝動とともに私の使命は何か?という問いの答えをすぐに受け取ることはできません。

恐れや抵抗からまずは見つめる必要があり、実際に社会の中での自分の本当の役割や責任をこなすことに時間がかかるのです。

ですが、そこに取り組むことで魂としての学びがあるわけです。

世界を恐れている人、世界に抵抗している人とは?次回、お伝えしたいと思います。

土屋いづみ

植物療法家
植物の色、形、姿、支配星から、植物の本質的な力を観る探究をしています。四大元素と植物観察、里山薬草学、植物形態学、アロマ、ハーブ、フラワーエッセンスをお伝えしています。元理学療法士。地域の中核病院にて「緑のセルフケアルーム(植物療法のヘルスケア)」、整形外科クリニックにてアロマの施術もしています。
日々のレッスンの様子は、インスタとFacebookをチェックくださいね。

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