早いもので1年の半分を過ぎ、夏至を越えました。
そして、この6月末で自然の叡智につながる植物観察講座 1期生のコースが終了しました。現在5期まで同時進行しております。
2022年の年末に大きな変化を迎え、それからは1からの土台作りとなり、私の中では自然の叡智につながる植物観察講座をやり遂げるというのが当面の大きな目標でした。
それを先日達成することができました。
改めてこの節目にこれからどのように過ごしていけばよいか、このブログを書きながら、これまでの過去を振り返り、これからの方向性を皆様に宣言しておこうかと思います。
そして、考えてみれば私のこれまでの変化に常に寄り添ってくれていたのはドクダミのスピリットでした。それについてのお話もさせていただきたいと思います。
2022年 冬至のころの決断
思えば、私の人生の中で最も大きな変化は2022年の12月でした。
これまで私の土台となっていた医療での仕事(理学療法士のアロマセラピスト)、NARD JAPANの認定校の仕事などをすべて手放した体験がありました。今一度その時のブログを自分で読んでみました。
次のステージのために、快適な仕事を手放した話1 – ハーバルメディスン|Herbal Medicine (herbal-m.jp)
「物質的な視点、西洋医学を中心とした視点における医療や健康の価値観の中での植物療法ではなく、私の魂が求める植物療法を伝えたい。
鉱物、植物、動物などあらゆる存在を通じて、自然界を知り、学び、自然と調和した在り方を選ぶこと、植物、自然、人間の関係性の中で響きあうもの、共鳴により魂を変容させ成長させていくことを「薬」としたい」と述べていました。
物質的な視点から魂方向へ大きく意識が変容し、そのための選択をした体験でした。
周りから見たらコロナ渦に安定した仕事を手放すなんて、なんと愚かな選択をするのかと思われたかもしれません。また自分自身も先の保証された未来はない。未来がどうなるのかはさっぱりわからない状況で不安もありました。
これまで築きあげてきた土台を破壊し、一から土台を作り直すというような、大変な選択をしましたが、2024年夏至現在、当時の私が求めていた想いが私のライフワークになっていると確信しています。
2023年 冬至のころの体験
さらに2022年の決断から1年経った2023年の冬至のころ、これまた大変な出来事を体験しました。
愛猫のアルが心臓病で死にかけていました。
これは私にとって窮地の出来事でしたが、植物のスピリットの力で回復したという不思議な体験をしたのです。
ちょっと不思議な国のアル① – ハーバルメディスン|Herbal Medicine (herbal-m.jp)
これも、私の人生の中で一番の精神的変容をもたらす大きな出来事でした。
物質的な世界と霊的な世界が根底から入れ替わり、霊の世界が私のなかでのリアル(真実)であるという認識に変容した体験で、その時深い安堵感に導かれました。
この体験は「心臓」が大きくかかわっている一連の出来事で、その体験を通じ、これは2022年の春から観察しているドクダミからもたらされた導きなのかもしれないとその時気づきました。
ドクダミを観察し、ドクダミのブレンドティーを創ることをそのころ決めていたのですが、そのブレンドの意図している「目的」がまさに私がその時の体験を通じて得た結果そのものだったのです。
2022年の変化も、2023年の変化も気づけばドクダミが傍らにいたのです。
ドクダミの学名はHouttuynia cordata。種小名のcordataはラテン語で“心臓の形の”という意味があります。葉の形が心臓の形に似ています。
そして、ほかにも心臓との関わりをいろいろなドクダミのふるまいから感じておりました。
ドクダミの本質的な力
2022年3月よりドクダミをゲーテ・シュタイナー的植物観察で観察する「ドクダミのふるまいと言の葉」というレッスンを始めました。
2年以上にわたるドクダミの観察を通じて受け取ったドクダミの本質的な力は、「魂が意図してきた人生のテーマに向き合うことをサポートする。柔軟にパターンを変える。根深い問題に働きかけ変容させ内なる太陽を目覚めさせる。」というものでした。
私はドクダミの力をブレンドハーブティーで表現しようとしています。
植物観察を経て行う薬創りは、物質で行うものではありません。ゲーテ・シュタイナー的植物観察は物質に閉じ込められた霊の力を土→水→風→火と進むにつれて解放するプロセスです。
火のステップで観察したことを行為に移し薬作りを行うわけですが、何かの目的で薬作りをすることは、創り手がそれを生きたうえで人に伝えられることなのだと今回の一連の体験を通じ改めて実感しました。
2022年、2023年の大変化はドクダミの力を私は生きたのだ感じています。
ドクダミのふるまいと言の葉レッスン
2023年冬至ころから始まった2期「ドクダミのふるまいと言の葉レッスン」は、私以外に8人の参加者でドクダミのレッスンを行っています。
全国様々な地域の方がいらっしゃいますが、皆様が本当に真摯にドクダミのことを思ってくださり、このグループに天使が下りてくるのか、毎回深い学びのプロセスへと導かれているのを感じます。
根茎→芽吹き→蕾→花へとプロセスは進み、そのたびにドクダミの力を感じさせられるのです。グループの体験そのものがドクダミの力とつながっています。
こういう知識ではなく、体験から実感すること、植物に導かれながら進むレッスンや叡智に触れるレッスンがこれからどんどん増えるとよいなと思っています。
でも、どうやって同じような深いレッスンが創れるのかはわかりません。
考えでできることではなく、そして私の力で創るものでもなく、皆様と植物の力があってこそ創れるものです。
私はむしろ何もできないことを学び力を抜くこと、皆様の魂の成長のために適切に沈黙することを学び中です。
皆様との出会い、皆様と植物の出会い、その共同創造で何が生れるのかこれからも楽しみたいと感じています。
これからの具体的な目標
2022年ころから物質的にも精神的にも大きな変容を遂げてきました。そしてそれができたのは、植物の力があってこそだと実感するそんな体験をしてきました。
人生の中で一つでも支えになる植物のスピリットと出会えることはその人の人生にとってとても幸せなことだと感じます。
そして、植物のスピリットと出会うのは特別なことではなく、本当に心から望めば誰でも可能なことです。
これからそんな植物のスピリットと出会える人を増やしたいと感じています。
私が今為すべきこととして考えているのは、植物との共同創造の一つとして、まずドクダミのブレンドハーブティーを作るということ。今取り組んでいる最中です。
それから、この一連の体験を本にすること。
レッスンは、自然の叡智につながる植物観察講座はさらに植物観察実践研究コースを設け、植物観察を伝えられる「プラント・メディスンセラピスト」を育成していくこと。
自然の叡智につながる植物観察講座はどんどんブラッシュアップし続けていくこと。
それから当面は植物から学ぶフラワーエッセンス講座に力を入れていきます。
植物から学ぶフラワーエッセンス講座はこれまでの内容を大きくリニューアル中で、現在「ベーシック講座」ができておりますが、これから人生の精神発達のアーキタイプや人間と惑星と植物とのつながりを学びながら内的な取り組みをする「アドバンスト講座」をこの下半期に提供する予定です。
〇プラント・メディスンセラピスト(自然の叡智につながる植物観察講座)
〇フラワー・エッセンティアセラピスト(植物から学ぶフラワーエッセンス講座)
この両セラピストを育成していけたらおります。
大きな目標を立てました。
植物のスピリットと皆様とともに歩んでいけますように。
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