こちらの話はちょっと不思議な国のアル①の続きです。①からお読みください。
ちょっと不思議な国のアル① | ハーバルメディスン|Herbal Medicine|植物療法|広島県広島市 (herbal-m.jp)
②は飼い猫アルの体験物語です。
はじまり。はじまり。
ボクの名前はアル。母さんは、植物といつも仲良しで、植物といろんなおしゃべりをしてるんだ。
だから、ボクも母さんにいろんな植物に会わせてもらってる。
ボクは最近とってもだるくて、眠いんだ。
たまに起きると、母さんがよく眠っていたねって。そんなに眠ってた?ボク。
よつばが早く起きろっていうんだけど、ボクはまだとっても眠い。まだ遊べないよ。
ボクは眠っているとき、夢をたくさん見てるんだ。
最近ボクは、それが夢の世界なのか、ほんとの世界なのか、ちょっとわかんなくなってる。
とにかくボクは眠ると気持ちが良くて、ずっと寝てるんだ。
月桂樹
母さんに、ボクが最初に会わせてもらった植物はゲッケイジュ。
ゲッケイジュにはね、精霊がいてね、毎日自然界にお祈りしなきゃダメだっていうんだ。
母さんは、精霊から言われた通り、いつも祈ってる。
お祈りって、何だろう?ボクはいつも自然が大好きなんだ。大好きだよって伝えることかな?
ボクはゲッケイジュがくれた葉を、胸の下にしいて眠ったんだ。そしたら、胸が苦しいのが無くなった。
ボクは最近足がとっても冷たくて、動きにくくなってた。ゲッケイジュは足を温めてくれたよ。
不思議だね。ゲッケイジュってすごいね。
母さんが教えてくれたんだけど、ゲッケイジュは太陽の神様、アポロンのお友達なんだって。
太陽って、ボクの体の中にもあるらしい。ボクの太陽ってどこだろう?
やっぱり心臓のこと?心臓の下にゲッケイジュの葉を置いて、ボクはボクの中心を思い出すんだ。
体がとってもあったかくなるよ。
ゲッケイジュと話してると気持ちよくて、ボクはもっと眠くなるんだ。
ユグドラシル
ボクは気づいたら、大きな木と一緒だった。こんなに大きな木を見たのは初めてだよ。
ボクは大きな木の根っこの中にいると、とっても安心するんだ。ボクは、ここで寝て夢を見ながら、しばらく過ごすよ。
母さんが教えてくれたんだけど、この大きな木はトネリコっていうらしい。
ゲッケイジュもトネリコも、太陽と仲良しなんだって。だから、ゲッケイジュがトネリコのところへ連れてきてくれたんだ。
で、ボクは、トネリコの根っこの地下世界ってところにいるらしんだ。冥界って知ってる?冥界とつながってるんだって。冥界ってどこなのかな?迷路みたいだね。
母さんがね、ボクのそばに知らないネコがいるっていうんだ。
とても大きなネコで、シルエットだけ見えて、何色かわからないらしい。鋭い目で、母さんをずっと見てるんだって。でもボクにはそんなネコがどこにいるのかわからないんだ。ボクの仲間なのかな?
母さんは、暗い根っこの中で眠ってるボクにいつも金色の光を送ってくれる。だから、ここは全然暗くないんだ。金色がボクの心臓を包んで、ボクの胸と体はとってもあったかくなるんだ。
サクラ
母さんが、ボクがいる大きな木の根っこにサクラのおばさんを連れてきてくれた。サクラのおばさんとお話すると、ボクの胸は桜色になってふわっと軽くなるんだ。
サクラのおばさんは、この世とあの世の間に住んでるって言ってた。
これから冥界に行く人とよくおしゃべりするんだって。冥界に行く人は桜のおばさんに会うと安心して迷わず進めるんだ。
魂って知ってる?母さんが、サクラのおばさんの花の色が、冥界に行く人の魂を和ませるっていってた。魂ってなに?心と一緒かな?
サクラのおばさんと一緒にいるとボクは全然さみしくないんだ。
サクラのおばさんは、ボクは冥界には行かないよって言った。生きるんだよって。
何言ってるの?ボク生きてるよ。
サクラのおばさんは枝をまっすぐまっすぐ伸ばして、どこまでも枝が伸びていく姿をボクに見せてくれたよ。
この力がボクにもあるんだって言ってた。ボクも、もっと手と足を伸ばせるのかな?
ボラージュ
ボクは大きな木の根っこの中で、青い星もみたんだ。母さんがこれは星ではなくて花だよっていった。
この青い星はボクに「もう行こう!」っていうんだ。楽しいことが待ってるって。どこに行くの?
そっか、ボクは忘れてた。ボクの楽しいこと。
母さんのそばにはいつもたくさんのお友達が来て、ボクの名前を呼んで、ボクをいつも撫でてくれる。
ボクは、撫でてくれるととってもうれしいんだ。そのたくさんのお友達にボクは会いたいんだ。思い出したよ。
大きな木、ボクをここで寝かせてくれてありがとう。ボク、思い出したから行くね。
母さんが、ボクのそばにいた大きなネコが笑って、走って去っていったと言った。母さんは、その大きなネコはネコの地母神かもって。それって神様ってこと?じゃ、ボクの仲間だよね。
ボクはその大きなネコに会えなかったけど、おうちに帰ったら手紙が来てた。
ボクと母さんの仕事をいつもみてるよって。
ボクは母さんと一緒にやる仕事があるんだって。ボクの胸には、光る石があって、これでたくさんの仲間を助けることができるんだって~
母さんが、いつからお仕事する?ってうるさいんだ。
ボクはもう寝れなくなちゃったよ。
おわりに
植物のスピリット・メディスンという本の中で、とても印象的な言葉があります。
「君が実際に植物を使いたいのなら、その植物のスピリットが君の夢にやって来なければならない」マッツェ族のシャーマンの言葉です。
私は夢というのは瞑想状態のことを指していて、自分が瞑想状態になりさえすれば、自分に必要な植物がわかり、その植物のスピリットでヒーリングが可能だと思っていました。実際にこれまでもそうやって自分に必要な植物で内的な取り組みやヒーリングをやってきました。
たしかにそれも、有用ではありますが、今回の体験を通じ、マッツェ族のシャーマンの言葉はもっと深いものであることがわかりました。
植物のスピリットの方が、私を夢に導き、私の夢にやってくるのです。
気づけば、私は夢の世界に入っていました。そして、それは寝ているときに見る夢ではなく、起きている状態で体験した長い夢でした。
いったい、私はどこから夢の世界に入ったのでしょうか?香りを観るレッスンの時からでしょうか?
香りを観るレッスンで受け取った香りからのメッセージは、すべて現実のものとなりました。
ですが、考えてみれば、香りを観るレッスンで受け取ったことも、この体験のすべても、私の妄想として片付けることもできます。
医学的診断は受けていませんし、実際アルの心臓がどうなっているのかもわかりません。
でも、私が魂で味わい体験し、気づき、学び得たことだけは現実がどうであれすべて真実です。
あなたは、不思議な国のアリスの将来を心配するお姉さんのように、「土屋さん、変なことをいうようになった。大丈夫?!」と思っているでしょうか?
不思議な国のアリスの原作ではそんなお姉さんも、アリスと同じ不思議な国を体験することになるそうです。
あなたもこれから夢の世界に導かれるかもしれません。
賢者の石とハートチャクラ
賢者の石というのは、中世ヨーロッパの錬金術師が、鉛などの卑金属を金に変える際の触媒となると考えた霊薬のこととあります。(wikiによる)
アルは、私や私の周りの人の魂を鉛から金に変える触媒となったのかもしれません。アルケミーの「アル」という名前の通りの役割を持っているようです。
この体験を通じて、学んだことの一つに、ハートチャクラの重要性があります。
7つある主要なチャクラのうち、ハートチャクラは上位のチャクラと下位のチャクラをつなぐ場所にあたり、精神性と物質性が出会う場所にあります。心臓、肺などの臓器とつながります。
第4チャクラの性質・機能としては、変容する、受け止める、自分と異なるものを受け入れる、傷ついた経験を成長につなげる力、愛と関係します。
ハートチャクラは魂の変容にもっとも重要な場として考えることができます。
まず、悲しみや絶望、拒絶、など感情に捕らわれること(アストラル的支配)を超えて、自我(高い意志)に制御させることが重要です。
この体験から何を学ぶのか?ほんとうの自分はどうしたいのか?どう在りたいのか?何を望むのか?内的平静を保ち、常に問うことが大切です。
そして、影との取り組みは必須です。影とは自分の意識から、否定され捨てられ無意識に保存された自分の一部のことです。
意識では影を否定していますから、自分自身がそこに光を当て、自分の意識に統合していくのは、難しい課題です。でもそこに光を当て、意識を広げていくことが自分の魂とのパイプを太くするには必須となります。
影との取り組みは、長い期間かけてゆっくり行う必要があります。
私も、毎月フラワーエッセンスのカウンセリングを受けてきました。他者の力を借りながら、自分自身でも取り組んでいます。
また日頃から、
・自分の体や心のちょっとした違和感を繊細に受け取り、何が起こっているのかを見つめる
・自分自身が外側からの刺激によって、どんな感情・思考の反射で反応したかに意識的になる
・声なき声を発する植物を観察したり、季節の中で変化する自然に日々気づいていく
・あらゆるものからどんな感覚を感じているのか豊かに味わいそれを言葉にする
・あらゆる出来事、あらゆるものをサインとして受け取る
そんな風に、日々無意識で終わってしまいがちなところに、意識的に気づいていく体験が影に気づくのに役立ちます。
また、この物質世界を生きるのに必要な第3チャクラ的機能の直線的思考(良い悪いのジャッジ)、固定化された思考、左脳的思考を超えて、あらゆる物事を象徴的に流れるように捉える感覚も必須です。
誰ものハートに魂を金に変える「賢者の石」が隠されているように感じます。
猫の地母神からのメッセージ
アルの心臓病が植物のスピリットメディスンで治った話や、一連の体験は、私自身が信じられない体験で、いまだに私の妄想かも?と自分で自分を疑ってしまいます。
また一時的にアルがよくなっているだけで、また状態が悪くなるかも?と思ったりもします。
その状態は私のハートをまた滞らせます。
悪い癖ですね。
そんな状態に見かねたのか、これまた不思議な体験をしました。
年末、Herbal Medicineのラインを登録くださっている方に、年末のあいさつとともにアルの体験談を軽くお話しました。そして、そのメールに2023年の自分を漢字一文字であらわすと何ですか?と問いかけてもいました。
今年の漢字一文字を何人かの方が教えてくれたですが、最初に教えてくれた3人が、3人とも「信」だというのです。
「私を信じる」「私を信頼する」「植物、動物、かかわるすべての存在を信頼する」その「信」だと伝えてきたのです。
そして、さらにその3人は、なんと「黒猫」を飼っているという共通点があったのです。鳥肌物でした。
4人目の方からは皆さま、全く違う一文字を教えてくださったのですが。
信じるの「信」。
これは私へのメッセージでもあり、ユグドラシルの木のそばにいたネコの地母神的存在からの伝言だと思いました。
その地母神的存在は、ずっと私のやることを鋭い目で見ていました。最初はこのネコはなんなのか、まったくわかりませんでした。
最後、アルの心臓から賢者の石がうまれた時、この存在は笑って、走ってどこかへいきました。
その時、この存在はネコの地母神的存在なのだと悟りました。
多分、私が最初にアルにヒーリングを始めたとき、アルの命が助かったら、病気のネコのために貢献すると誓っていました。
それをこの地母神的存在がほんとかどうかを確かめにきたのだと思います。
信じるの「信」。
私の体験のすべては真実であると信じること、私を信頼すること、目に見えない存在を信頼すること、アルの生命力を信頼すること、アルと私の役割を信頼すること、ネコの地母神的存在から応援されていると信じること、そういうメッセージなのだと思います。
ということで、賢者の石をもっているアルと私は、一緒にこれからお仕事をします。具体的には、また近々お話しますね。
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さらに後日談↓
~アルと私の初仕事~ ちょっと不思議な国のアル – ハーバルメディスン|Herbal Medicine (herbal-m.jp)